【視聴率】気になる滑り出しは!最新韓国ドラマ4作の成績表と視聴者反応
韓国では7月に、各局で新作ドラマの放送がスタートした。
いくつかの作品は日本でも配信中。一挙に新しいドラマが上陸し、どれを観ようか迷っている人は多いのではないだろうか。
そこで本記事では、本国での視聴率を基に、最新作の気になる滑り出しや両国での視聴者の反応を一部紹介する。
日本で配信中のものは、作品選びの参考に。日本配信未定のものは、上陸した時の予備知識としてご覧いただきたい。
視聴率や視聴者の意見は、作品の良し悪しや人気度を決定づけるものではないが、指標の1つとして活用できるだろう。
(図)Danmee 「どの回も泣いたり笑ったり」日本ファンが選んだ1月~3月公開 No.1韓国ドラマはこれ!
瑞草洞<ソチョドン> (tvN/2025)
『瑞草洞<ソチョドン>』は、同じビルに勤務する弁護士5人の葛藤と成長を描いた法廷オフィスロマンス。主演イ・ジョンソクにとって、約3年ぶりとなるドラマ復帰作だ。
7月5日に視聴率4.6%で幸先の良いスタートを切り、第3話で4.4%にダウンしたものの、翌回では5%台に。最新話である第6話では、自己最高記録6.1%を記録するなど好調だ。
韓国では、リアリティー溢れる事件を題材にしたストーリーと、各キャラクターの成長期に共感を覚える人が続出。日本では、一部ドラマファンの間で、ランチタイムシーンの美味しそうな料理の数々が話題となっている。
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Dear.M (KBS/2022)
『Dear.M』は、大学を背景にした若者たちの青春ロマンス。学校のアプリに匿名で告白メッセージを投稿した人を探し、その過程で繰り広げられる恋と友情を描いている。2022年に海外OTTを介して先行公開され、今年7月にお茶の間で放送されることになった作品だ。
7月9日に視聴率0.9%でスタートして以降、最新話である第5話まで一度も1%台を超えたことがなく数字の獲得に苦戦している様子。NCTのジェヒョンをはじめ、近年ロマンスものでの活躍が目立っているノ・ジョンウィ主演作にしては意外な成績だ。
しかし気軽にロマンスものを楽しみたい人にはうけているようで、青春物ならではのトキメキたっぷりなストーリー展開にハマっているという意見が。また、観る者の好奇心を刺激する推理要素と、しっかりとした伏線回収に爽快感を覚えた人もいるようだ。
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年7月25日現在):U-NEXT
優しい男の物語 (JTBC/2025)
『優しい男の物語』は、文学を愛し小説家になるのを夢見たヤクザ一家の3代目が、初恋の人との再会をきかっけに、自身の人生と向き合いながら繰り広げられるラブストーリー。ノワール要素とヒューマン要素も含んだ、イ・ドンウク主演作だ。
7月18日の初回放送では視聴率3.0%、最新話である第2話では3.2%で、まずまずの滑り出しといったところで、主演イ・ドンウクと、ヒロインを務めるイ・ソンギョンの息の合った演技が高い評価を受けている。
また、特にイ・ドンウクの熱演を称賛する声が多く、韓ドラの定石を踏むストーリーだが、彼の演技力によってつい見入ってしまうという声も。運命を感じさせる設定も好評だ。
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年7月25日現在):Disney+
アイショッピング (ENA/2025)
『アイショッピング』(原題:아이쇼핑)は、養子縁組されたものの里親から捨てられた子どもたちのし烈な生存劇と復讐を描いたアクションスリラー。同名の人気ウェブ漫画を原作にしたヨム・ジョンア主演作だ。
7月21日の初回放送では視聴率1.7%を獲得し、翌回で2.1%に上昇。数字をあまり持っていないと言われるENA作品にしては、比較的好調なスタートを切ったといえる。
斬新な題材を用いるなど、独自路線で近年ドラマ界に挑戦状を叩きつけているENAドラマらしさ溢れる作品となっており、違法養子縁組や児童売買をテーマに繰り広げられるストーリーが注目を浴びている。
残念ながら日本配信は未定だが、視聴できるようになれば、ドラマファンから多くの関心を集めることだろう。
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年7月25日現在):未定
(ライター/西谷瀬里)