ジュビロ磐田の新主将は全選手の投票でGK川島永嗣に!元日本代表守護神が語る、J2優勝を目指すチームに必要なこと
J2磐田の川島「断れる雰囲気でもなかった…」
ジュビロ磐田の今季のキャプテンは、全選手の投票によってGK川島永嗣選手に決まりました。川島選手は浦和東高時代と、2011年に所属していたベルギーのクラブで主将を務めていましたが、Jリーグのクラブで主将の経験はこれまでなかったと言います。
川島永嗣・一問一答
-選手から主将に選ばれたということで、重みもあるのでは。
「個人的には若い選手が責任を持ってやるっていうのが一番だと思いますけど、断れる雰囲気でもなかったです(笑)。
もちろんそういう形でキャプテンになったということはありますけど、チーム1人1人が本当にキャプテンシーを持ってやるぐらいが一番だと思いますし、逆にそういうようなグループになるようにしていけたらいいかなとは思います」
-主将として今季やろうとしていることは。
「自分がそういう立場でもやることは変わらない。今、このチームがもう1回高い目標に向かってやっていくために、グループとして強い意志を持って進んでいかなきゃいけないっていうのはもちろんありますけど。
本当に強い集団になっていかなければいけないと思いますし、そういう高い目標を自分たちに課す中で、1年だけじゃなくて、もっと長い期間の中でクラブとして強くなっていくためには、選手たちも変わっていかなきゃいけないと思うんです。そういうところをやっぱり自分としては、選手からもっともっと出てくるようにやっていきたいなと思います」
-(昨季限りで現役引退した前主将)山田大記さんがホテルに来て、みんなの前で主将などを発表したらしいが。
「やはりクラブを象徴する存在だったりとか、いい時も悪い時も知っているというのはクラブを代表する立場として大切なことだと思います。
そういう意味で大記はいろいろな選手とコミュニケーションを取ったり、グループがいい方向に行くように、常に冷静に状況を見てたりしていたと思います」
-キャンプも終盤迎え、現在の状態は。
「コンディションは全然いいですし、開幕に向けて時間もなくなってきてますし、チームとしても個人もそうですし、チームとしてもここからしっかり仕上げていかなければいけないかなと思います」
-今季はGKも攻撃の組み立てに関わることが多くなりそうだが。
「この年齢になっても、サッカーは日々学ぶことがあるので、新しいことにチャレンジできるのは自分にとってうれしいです。昨年もキーパーとしてチームとの関わり合いっていうのもちろんありましたけど、チームの状況も含め、形にできなかった部分もある。
監督が新しくなって、そこをまた求められ、キーパーグループ全体でしっかりそういうところに取り組んでいけたらいいかなと思います」
-戦術の浸透度は。
「段階を踏んでここまで監督が求めるものを自分たちには伝えてくれているし、それをピッチで少しずつ自分たちも体現し始めてるというのはある。ただもっともっと詰めなければいけない部分はある。ポジティブに取りつつ、実際の本当の試合で結果につなげられるように、詰めていかなければいけないかなと思います」