『スター・ウォーズ』ポー・ダメロン役、再演に消極的 ─ 「今はあまりやりたくないかな」
『スター・ウォーズ』ポー・ダメロン役オスカー・アイザックは、現時点でディズニーとの再仕事をあまり望んでいないという。ポー役のカムバックも難しそうだ。
アイザックが米に語った。今後も新作が控える『スター・ウォーズ』への復帰について「オープンではありますよ。でも、今はディズニーとの仕事はあまりオープンではないかな」と複雑な考えを吐露している。
背景には、2025年9月にウォルト・ディズニー傘下ABCの人気番組「Jimmy Kimmel Live」が一時放送停止となったことへのアイザックの不信がある。この騒動は、番組ホストのジミー・キンメルが保守系活動家の殺害事件について述べた表現が波紋を呼んだことを受け、ABC/ディズニーが番組休止の判断を下したもの。これが言論統制ではないかと大きな批判が巻き起こった。
「もしも彼らが解決策を見つけて、ファシズムに屈しないなら、それがいいかなと……」とアイザックは続けており、今もディズニーに後味の悪さを感じている様子。「解決できれば、“遥か彼方の銀河系”についての話し合いにもオープンになれます。それか、他のどんなことでも」とした。
アイザックによるポー役再演への想いには波がある。2020年には「満足している」として再演には消極的だった一方、2022年には「良い物語で出演する価値があるなら歓迎」とに。2025年8月には「僕は『スター・ウォーズ』だから。すばらしい物があれば、また出演しますよ」と前向きになっていたが、この度のジミー・キンメル騒動を受け、別の信条から距離を置くようになってしまったようだ。
現在、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)から15年の新時代を舞台とする新作映画が準備中だが、進捗は滞っており最新状況は不明。もっとも、こちらの企画で主人公レイを再演するデイジー・リドリーは、過去にポー・ダメロンの同作登場をことがある。
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