「花まつり」稚児行列華やかに練る 名張市仏教会
釈迦の生誕を祝い、子どもの健やかな成長を願う「釈尊降誕会 花まつり法要」が5月5日、三重県名張市内で開かれ、華やかな衣装に身を包んだ児童ら23人による稚児行列が、妙典寺(本町)から宝蔵寺(平尾)までの約800メートルを練り歩いた。
釈迦の誕生日とされるのは4月8日だが、市内約40の寺院が加入する名張市仏教会(髙野昭麿会長)では、子どもの日に合わせて実施している。
この日午後1時30分に妙典寺隣の会館を出発した100人ほどの一行は、釈迦の像を乗せた白象の像を引きながら市街地をゆっくりと練り歩き、約20分後に宝蔵寺へ到着。本堂では法要が営まれた。
娘の絹ちゃん(2)が稚児行列に参加した市内の井上梢さん(36)は「行列に参加し、自分の足でここまで歩いてきてくれたことに、成長の喜びを感じている。さまざまな感謝とともに、成長を祝ってあげたい」と話していた。