【調査報告】“プレ更年期世代のリアル” 「更年期かも?」と女性が感じる体調の変化と症状とは
「若い頃のようにはカラダが動かない」と感じる人は多いだろう。それは20代なら10代の学生の頃を、30代なら大人になりたての20代を、40代なら働き盛りの30代のことを指しているわけだが、実は40代も半ばを超えると本当に無理が効かなくなる。特に女性に多い更年期には、ホルモンバランスが大きく変化してさまざまな症状が現れ始める。では、いつ頃からカラダの変化が感じられ、実際にどのような症状が起こるのだろう。そこで今回、2023年にフェムケアブランド『la Fem(ラ フェム)』を立ち上げたジャパンローヤルゼリー株式会社(https://www.jrj.co.jp/)は、35歳~45歳の女性を対象に「プレ更年期」に関する調査を実施した。
プレ更年期世代の4割以上が更年期かも? と感じている
はじめに「20代の頃と比較して、体調に変化を感じやすくなりましたか?」と質問したところ、8割以上が『とても感じやすくなった(45.3%)』『やや感じやすくなった(39.9%)』と回答し、非常に多くの人が20代のときよりも体調に変化を感じやすくなったことがわかった。
では、体調の変化を感じやすくなったことで更年期かもしれないと思ったことがある人はどのくらいいるのだろうか。そこで「自分が更年期かもと感じたことはありますか?」と質問したところ、『よくある(11.6%)』『たまにある(36.5%)』『あまりない(31.8%)』『全くない(20.1%)』という回答結果になった。自分が更年期かもしれないと感じたことはない人が半数以上いるものの、更年期かもしれないと感じたことがある人も多い傾向にあるようだ。
プレ更年期世代の現在の身体の状態は?
体調の変化を感じやすくなったことで、更年期かもしれないと感じたことがある人の割合が明らかになったが、現在の身体の状態としてどのような症状があるのだろうか。
実はこれらの症状は全て更年期障害の症状。もしチェックして当てはまる項目が多いなら、プレ更年期がはじまっているかもしれない。では、チェックボックス内のどの症状にプレ更年期世代は1番悩んでいるのだろうか。
「現在、身体の状態で当てはまることを教えてください(複数選択可)」とチェックボックスの内容を用いて『疲れやすい(51.0%)』と回答した人が最も多く、次いで『なんかイライラする(36.9%)』『寝つきが悪い・眠りが浅い(35.0%)』と続いた。半数以上の人が、疲れやすさを感じているようだ。また、何となくイライラする、寝つきが悪かったり眠りが浅かったりと、さまざまな症状があることが示された。そこで、身体の症状について具体的に聞いてみた。
■現在の身体の状態は?
・手足の冷え(35歳/会社員/兵庫県)
・夜熟睡できない。疲れやすい(37歳/パート・アルバイト/愛知県)
・何をしてもすぐ疲れる。元気な日がない(39歳/会社員/宮城県)
手足の冷えや疲れ、夜熟睡できなかったりと、個人によって症状は様々あるようだが、そのような症状はいつぐらいからはっきりと感じ始めたのだろうか。「いつ頃から上記のような症状を躊躇に感じ始めましたか?」と質問したところ、『30歳未満(9.8%)』『30歳~34歳(20.5%)』『35歳~39歳(37.3%)』『40歳~45歳(32.4%)』という回答結果になり、7割近くが35歳~45歳あたりとちょうどプレ更年期にあたる年代ではっきりと感じ始めたことが示された。では、そのような症状に対して何かしらの対策をしているのだろうか。
前の質問で『当てはまるものはない』と回答した人以外に、「現在、身体の状態で当てはまることを教えてください」の設問で選択した症状に対して何か対策を行なっていますか?(複数回答可)」と質問したところ、『特に行なっていない(43.2%)』と回答した人が最も多く、次いで『サプリメントや健康補助食品の摂取(23.1%)』『運動やフィットネス(ヨガ、ウォーキング、筋力トレーニングなど)(21.2%)』と続き、身体に何かしらの症状はあるものの、対策は行っていないという人が最多になった。また、対策を行っている人については、サプリメントや健康補助食品の摂取、運動やフィットネスといった回答が多いようだ。
更年期の症状によって生活に影響が出ると感じている人は8割
ここまでの調査で、現在の身体の状態や症状に対して行っている対策などが明らかになった。では、更年期の症状によって生活に影響が出ると思う人はどのくらいいるのだろう。
「更年期の症状によって、生活に影響が出ると思いますか?」と質問したところ、8割が『出ると思う(36.1%)』『やや出ると思う(44.7%)』と回答した。そこで「更年期障害の症状が現れることで、どこで特に影響が出ると思いますか?」と質問したところ、『仕事(33.8%)』と回答した人が最も多く、次いで『家庭(31.7%)』『自分自身(22.5%)』と続き、仕事に更年期の症状が現れると感じる人が最も多い結果となった。また、家庭や自分自身といった回答も上位に挙がった。
更年期の症状についての医療機関への相談に対する印象は?
更年期の症状が現れることで生活に影響が出ると思う方が非常に多いことがわかったが、医療機関へ相談することについてどのような印象を感じているのだろうか。「更年期の症状についての医療機関への相談に関してどう思いますか?」と質問したところ、6割以上が『とても相談しづらいと思う(13.9%)』『相談しづらいと思う(53.9%)』と回答し、約7割が更年期の症状について医療機関に相談しづらいと思っていることがわかった。現在の症状への対策が行えていない人も4割以上いることから、今後、更年期障害との向き合い方に悩む人も増えてくるのかもしれない。そのため、更年期の症状がはっきりと現れる前に、日々の生活からサポートできるとしたらはじめやすい人も多いのではないだろうか。
そこで、「今の時期からサプリメントで気軽に更年期症状に向けたサポートができるとしたらどうですか?」と質問したところ、8割が『とても良いと思う(22.9%)』『良いと思う(58.1%)』と回答。早い時期から、サプリメントで気軽に更年期症状に向けたサポートができることについて良いと思う人は非常に多いことが示された。
【調査概要】「プレ更年期」に関する調査
調査期間/2024年7月22日(月)~2024年7月23日(火)
調査方法/リンクアンドパートナーズが提供するPRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
調査人数/1002人
調査対象/調査回答時に35歳~45歳の女性であると回答したモニター
調査元/ジャパンローヤルゼリー株式会社(https://www.jrj.co.jp/)
モニター提供元/PRIZMAリサーチ
今回の調査結果を読み進めている中で、記者の家内の体調の変化がまさにこの通りだったことを思い出した。家内は50代半ばだが、20代から40代前半までは「いつ休むのだろう?」とこちらが不思議に思うくらい活発に家事や仕事をこなしていた。ところが10年ほど前の40代半ばの頃からまるでガソリンが切れたかのようにまったく動かなくなった。それ以前は仕事から帰ってきても何かしら精力的に動いていたのに、急に何もやらなくなってしまったのだ。理由を聞いてみると「疲れて何もやる気がしない」の一点張り。あまり問い詰めると後が怖いので、この10年は家事から子どもの学校行事の参加まで私がやっている。恥ずかしながら「フェムケア」という言葉を今回初めて知ったのだが、そんな女性特有の健康やライフスタイルに関する問題を解決するための製品やサービスがあると知っていたら、症状が出始めた時に取り入れてあげたのに……と後悔した。今回の調査報告を読んだプレ更年期に差し掛かる年齢の皆さんは、後から後悔しないように自分にあった対策を取り入れてみてはいかがだろうか。