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猫の世界にも『トイレのマナー』がある?考えられる猫たちのトイレルール4選

ねこちゃんホンポ

1.「清潔第一!汚れたトイレは使いたくない」

猫たちが非常に重視するトイレルールは「清潔さ」です。猫はキレイ好きな動物で、汚れたトイレを使うことを極端に嫌います。

そんな猫たちにとって、清潔なトイレを維持することは最優先事項と言えるでしょう。

猫が汚れたトイレを避ける理由はいくつかあります。まずひとつは、猫が他の猫や自分の古い排泄物の匂いが強いトイレは避けることです(※自然界では、排泄物の匂いが天敵に自分の存在を知らせる危険信号となるため)。

さらに、使用済みの濡れた砂や固まったかき心地の悪い砂に触れるのも嫌がります。こういった汚れたトイレはストレスの原因となり、トイレ以外の場所での排泄行動(いわゆる粗相)につながることも少なくありません。

そして猫の「清潔第一」のルールに応えるためには、飼い主が定期的にトイレの掃除をしなければいけません。

理想的には排泄をしたら毎回猫砂をすくい、週に1回猫砂を全取り替えし、トイレ本体も洗浄することが望ましいです。

2.「プライバシーは絶対!見られたくないときもある」

猫たちにとって、排泄行為は非常に「無防備」な時間です。そのため、「誰にも見られずに済ませたい」という強い思いがある猫もいます。とくに初めて家に来た猫や、臆病な性格の猫は、安心してトイレができる環境を必要としがち。

猫が安心してトイレを使えるよう、トイレの設置場所は人通りの少ない静かな場所を選んであげてください。

また猫は本能的に四方を警戒しながらトイレをします。周囲からの攻撃に備える必要があるためです。

そのため背中を壁に向けられるような位置にトイレを設置すると、猫は安心感を得やすくなります。

なおカバー付きのトイレを好む猫も多いですが、中には閉鎖的な空間を怖がる猫もいるため、個体によって好みが分かれる点には注意が必要です。

3.「場所とサイズは重要!自分に合ったトイレじゃないと使いたくない」

猫たちは自分のトイレの場所やサイズにこだわりを持っています。狭すぎ広すぎなトイレは、猫が落ち着いて排泄できません。

まずトイレのサイズについては、猫が中で簡単に体を回転させられる大きさが理想的です。一般的には、猫のトイレは猫の体長の1.5倍程度のサイズがおすすめとされます。

トイレの設置場所も重要です。先にも述べましたが、騒がしい場所や人の往来が激しい場所は避けましょう。また、トイレと食事の場所は十分に離してあげてください。

猫の年齢や体の状態によっても、適切なトイレは変わります。子猫は高さの低いトイレが適していますし、高齢猫や関節に問題を抱える猫は、出入りしやすい低い縁のトイレが好まれがち。

愛猫の好みや身体的特徴に合わせて、適切なトイレを選びましょう。

4.「砂の種類や深さにこだわりがある」

猫にとって、トイレに使用する砂の種類や深さは意外にも重要視されます。気に入った砂、深さがないと排泄をしないことも…。

猫砂には鉱物系の砂、木質系の砂、紙系の砂など、多くの種類がありますが、猫によって好みはさまざまです。

一般的に猫は自然に近い感触の砂を好む傾向がありますが、これは完全に個体差があるので、猫の反応を観察しながらベストな砂を見つけましょう。

砂の深さも重要なポイントです。多くの猫は、しっかりと排泄物を埋められるだけの深さを好みます。一般的には5〜7cm程度の深さが理想とされていますが、これも猫によって好みが異なります。

ちなみに我が家の愛猫は紙系の猫砂で、深さは浅めでも問題ないようです。

まとめ

猫の世界にも今回紹介したような、私たち人間が知らない「トイレのマナー」があります。

そのため猫の気持ちを理解し、猫たちが快適にトイレを使える環境を整えることが、飼い主の役割ともいえるでしょう。

ぜひ今回紹介した記事を参考にして、猫の「快適トイレ」を整えてみてください!

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