七国スピリッツ 全勝優勝で全国へ タグラグビー 23日初戦
市立七国小学校(七国)の児童らで構成されるタグラグビーチーム「七国スピリッツ」が2月23日(日)・24日(月・祝)、埼玉県で行われる「SMBCカップ第21回全国小学生タグラグビー大会」に出場する。同チームは今年1月に行われた東京ブロック大会で全勝優勝しており、コーチでみなみ野君田小学校教諭の亀田慎也さんは、「東京第一代表として全国大会に出場できることを誇らしく思う」と話している。
タグラグビーは、通常のラグビー競技からタックルなどの身体接触プレーを除いた、子どもでも安全に取り組めるスポーツ。だ円形のボールを持って走り、タグ(ひも)を取られないようにしながらトライ(得点)を目指す。
同チームは16年前、亀田教諭が七国小赴任時に発足。七国小やみなみ野小、みなみ野君田小など、小1から小6まで15人が在籍し、練習に励んでいる。創部3年後には全国大会に初出場するなど、強豪チームとして知られている。
全勝で切符掴む
タグラグビー振興などを目的に年1回行われているSMBCカップ。小4から小6の男女混成チームが全国から集まり、都道府県予選や地区ブロック大会を経て全国大会に挑む。
東京ブロックの決勝大会は、1月19日に江東区で開催。予選を突破した16チームが全国への出場枠2枠を争った。
午前中、リーグ戦を勝ち抜いた同チームは、午後に行われるリーグ戦勝者同士による総当たり戦に進出。同じく八王子のいずみの森ユナイテッド・ベアーズや調布トライアーズ、府中小柳ライトニングス・アタックと対戦し、全勝で優勝を勝ち取った。後に選手同士で「攻守ともに練習の成果を出すことができ、雰囲気よく戦うことができた」と振り返っている。
この大会で、同チームは東京第一代表として全国大会出場が決定。また、準優勝のいずみの森ユナイテッド・ベアーズも全国行きが決まり、八王子勢が2枠を独占した。
東京ブロックの決勝大会について亀田コーチは、「東京ブロック大会で優勝するのは4年ぶり。東京の第一代表として全国に行けることを誇りに思う」と語った。
同チームの柱となる6年生は、石田輝流さん、遠藤耀太さん、仲沢咲翔さん、中村琉海さん、長谷川萌さん、岩崎理緒さんの6人。特定のリーダーをつくらない共同キャプテン制を採用している同チームは、取材に対し「何度も試合をして競い合ってきたライバルチームのためにも、東京第一代表として全力を出し切り全勝したい」と全国大会の目標を掲げた。
初戦は23日、グループ2で大東Revengers(大阪府大東市)が相手となる。