【町田市】「のどの痛み」の変異株拡大 新型コロナ 市内増加傾向
「ニンバス」と呼ばれる新型コロナウイルスの変異株の感染が全国的に拡大している。のどの激しい痛みが特徴とされるもので、町田市内でも患者数が増加傾向にある。
感染症の流行状況をみることができる町田市保健所の「定点把握報告数」によると、町田市内のコロナ感染は第28週(7月7日から13日)の定点あたり15人から、34週(8月18日から24日)の76人までおおよそ右肩上がりで増加。国の機関などは発熱やせき、倦怠感などに加え、のどの激しい痛みの症状がみられるニンバスと呼ばれる新型コロナの変異株の感染が拡大しているとし、重症化することは少ないものの、感染力が強く、抵抗力の弱い高齢者や乳幼児などは注意が必要とする。
残暑が続く現在、部屋を閉め切った状態でエアコンを使用し続け換気しないことが感染拡大につながっているとも言われ、町田市内で高齢者施設を運営する社会福祉法人竹清会の担当者は「換気するように心がけている。手洗いや消毒、マスクといった基本的な感染防止対策を徹底している」と話す。
10月にワクチン
10月からは例年、新型コロナワクチンの定期接種が始まる。今年度は国による接種費用の助成が無いため、接種率の低下が懸念されているが、小池百合子東京都知事は先ごろ、区市町村に対して1回あたり千円を独自に補助すると発表。区市町村による費用助成に上乗せするとした。
町田市の担当者は「町田のものは10月に詳細を公表する予定。費用などは現在、検討中」としている。