【好意の返報性】小さな親切を重ねて相手から好かれる魔法とは?【白魔法の心理学】
小さな親切を重ねて相手から好かれる魔法
人に親切にしてあげるとやがて自分に返ってくる
「情けは人のためならず」ということわざをご存じですか?
多くの人が「人に情けをかけて助けるのは、その人のためにならない」という解釈を信じているようで、誤用しやすい言葉の一つです。本当の意味は「人に親切にすると巡り巡っていつかは自分に返ってくる」というポジティブな言葉なのです。
さて、普段から頼りがいのあるあなたは、後輩から好きな異性がいて、どうしたらいいかと相談されました。そんなときはまさに「情けは人のためならず」と、その異性の相手に親切にしてあげるようアドバイスするのがいいでしょう。
なぜなら、相手に親切にすることで好意の返報性という効果が期待できるからです。好意を示すとその相手からお返しのように好意を示してもらえるという心理効果を狙うわけです。実際に後輩が「好きです」という態度を示したら、相手からも好きになってもらえる可能性があるのです。意中の相手が何か困っている状況に遭遇したらすかさずにじり寄っていって、助け船を出してあげる。どこか旅行や出張などに行くたびにお土産を渡す。こんなふうにまめに親切を続けていれば、いずれはカップル誕生につながるかもしれません。
もちろん、後輩にアドバイスして大きな情けをかけたあなたにも、その際には大きな見返りが期待できることでしょう。
好意には好意が返ってくる「好意の返報性」
「あなたの頑張り屋さんなところ、本当に尊敬します!いつも目が離せません!」
「今までは気がつかなかったけど、この人はとても素敵な人なんじゃないかな」
素直に好意を伝えてみよう!
「この前なくし物をしたときは一緒に探してくれて本当にありがとう! お礼にこのお菓子を受け取ってほしいな」
「なんだか必死で探していたからお手伝いしたかっただけなのにうれしい!」
親切には真心が返ってくる!?
「この前あいつ、ホントにダメでさぁ…」
「自分の陰口を言われているな…あの人とはかかわるのをやめておこう」
悪口などを聞くと「嫌悪の返報性」も
【出典】『白魔法の心理学』監修:渋谷 昌三