国の定額減税に伴う給付、耐震化促進、温水プール改築の請負契約案など審議へ、6月6日開会の四日市市議会定例月議会
三重県四日市市は、国の経済対策に伴う給付や児童手当の拡充などを内容とする一般会計補正予算案や、温水プール改築の請負契約締結案など、議案17件と報告6件を6月6日開会の定例月議会に上程する。一般質問は13日から始まる予定で、7月2日に最終日となる予定。
一般会計補正予算案のうち、ひとつ(第2号案)は、国の経済対策で定額減税を実施する際、定額減税しきれないと見込まれる納税者に調整給付を行い、今年度分の個人住民税で新たに非課税や均等割のみ課税になった世帯に対し、1世帯あたり10万円を給付、併せて、これら世帯に、こども加算として児童(18歳以下の扶養児童)1人あたり5万円を加算するもので、必要な事業費と事務費の計約30億7700万円を計上する。この内容については先行して審議される。
もうひとつの第3号案では、国が児童手当の拡充について閣議決定したことを受け、今年度10月分から受給者の所得制限撤廃などが実施されるため、児童手当と同手当の給付事務費を増額する。また、能登半島地震による木造住宅の甚大な被害状況を受け、耐震化促進事業費の増額や活用しやすい制度の新設のための増額補正などを行う。特例臨時接種が終了した新型コロナワクチンについては、高齢者を対象に年1回の定期予防接種を実施するため、所要の経費の計上などをする。
このほか、緊急性のある道路、橋梁、交通安全施設について単独事業費の増額補正をすることや、子ども食堂等支援事業費補助金や地球温暖化対策事業費、消防出張所整備事業費などの増額補正を行う、補正額は約7億3700万円。
また、工事請負契約の締結に関する議案では、温水プール改築工事に関する建築工事、建築電気設備工事、建築機械設備工事や、霞ヶ浦第1野球場スコアボードなどの更新工事、旧北部清掃工場ほか解体工事、小杉新町2号線道路改良工事、堀川放水路整備工事などが挙がっている。