第2子妊娠でも、妊娠糖尿病再発! 第1子妊娠時と違う!?
2人姉妹を育てるママライターの愛華です。私が次女を妊娠したのは33歳の時で、長女が1歳4ヶ月のころでした。長女妊娠時に、妊娠糖尿病を発症。幸いにも産後は、糖尿病へ移行はありませんでした。しかし、次女妊娠時にも再度、妊娠糖尿病を発症…。今回はその時の経験をお話しします。
覚悟はしていた妊娠糖尿病。試験結果はやはり…
第1子を妊娠するまでは、私は健康そのもので過ごしてきました。空腹時血糖値もHbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)の数値も引っかかったことがなかったので、妊娠糖尿病になるまでは、健康診断の結果もサラーっと流し見していました。
しかし、そんな私も第1子妊娠時に妊娠糖尿病を患ってしまいました。第2子妊娠時も不安を感じていましたが、案の定、糖負荷試験の結果は長女の時よりも悪く、覚悟はしていたものの、へこみました。
これは糖負荷試験による妊娠糖尿病の治療が必要な基準(当時)と、私の試験結果数値です。長女妊娠時は、1項目しか当てはまっていなかったのに、次女妊娠時には2項目も当てはまり、数値も明らかに悪くなってしまいました。
<基準>…下記1つでも当てはまると治療対象
(空腹時血糖)92mg/dl以上
(糖負荷60分後)180mg/dl以上
(糖負荷120分後)153mg/dl以上
<私の試験結果数値>
【長女妊娠中】(空腹時血糖)73(糖負荷60分後)156(糖負荷120分後)153
【次女妊娠中】(空腹時血糖)71(糖負荷60分後)205(糖負荷120分後)161
食後2時間時点での血糖値測定が大変!?
妊娠糖尿病の治療にあたっては、毎食2時間後の血糖値を自己測定してノートに記入する必要がありました。これが、まだ1才の長女との生活の中では、とても大変でした。
朝食後2時間の測定では、午前中は長女を連れて出かけるのが日課だったので、落ち着いて測定できる状況にないことが多く、苦労しました。支援センターに行っている日などは先生に事情を話して、測定の時間だけ特別にみていてもらうこともありました。
昼食後2時間の測定では、長女はお昼寝タイムとなるのが日課でした。ここでは、ウッカリ一緒にお昼寝をしてはいけないと必死でした。…が、何度かは一緒に寝落ちしてしまい、気がついたら食後3時間過ぎていたということも…。
夕食後2時間の測定でも、お風呂の時間なので慌ただしく、家族の帰宅が遅い日は特に大変でした。
早食いはよくないのに…長女の食べ残しも心残り
測定に使用する道具は、先のとがった針状のものもあります。長女は何にでも興味津々、そして訳も分からず手をのばし・持ち・いじりたがる月齢だったので、道具の管理ひとつでも大変でした。
また、血糖値の急な上昇を抑えるには、ゆっくりとよく噛んで食べることも大切だとわかってはいました。しかし、なかなかそうできないことがほとんどでした。一人で上手に食べることのできない1才の子どもとの食事。次女の妊娠中は、長女のお世話で私が落ち着いて食べることもなかなか難しい状況でした。
さらに、妊娠糖尿病の私が食べられる量は決まっていたので、長女が食べ残したものは「もったいないな~」と思いながらも、捨てるしかないのは心苦しく感じる日々でした。
小さい長女を育てながらの妊娠糖尿病の治療にあたっては、道具管理に時間管理と、気をつけるべきことがたくさんありました。しかし、忘れずに計測などをするために、時間を意識して動けるようになりました。また、私はまわりの方に協力をお願いすることが苦手でしたが、計測するために少しずつお願いできるようになってきました。大変なこともたくさんありましたが、病気も悪いことばかりではないと感じています。
[愛華*プロフィール]
フェイシャルエステティシャンを経て34歳で2人目を出産。出産を機にライターの世界へ足を踏み入れました。日々新しいことにチャレンジしながら子育てと両立し、新鮮で楽しい毎日を過ごしています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。