用水路での小物釣りでクチボソにモロコに小鮒など多彩魚種と対面【埼玉】
最近は近所ではありますが、かなり釣りに行くようになりました。この時期は色んな釣りのシーズンです。今回は埼玉県さいたま市岩槻区の田んぼの用水路での小物釣りへ。自分にとって人生初めての釣りはこの小物釣りでした。あの頃はどんぶり一杯分は釣れていたため、今回もそれぐらい釣れるかと期待していましたが、果たして結果は?
記憶をたどって釣り場へ
中学生だった頃、通学のために買ってもらった自転車を漕いで一人釣りに行っていた場所へ。釣り人が誰もいないのはあの頃から変わらず。田植えの時期が始まり、水量も安定して流れるようになっていました。
流れ込みを覗くと、クチボソやモロコといった小魚の群れが肉眼で確認できました。魚たちも変わらず泳いでいて、どこか嬉しい自分がいました。
数釣りをメインに
久々ですが、腕は落ちていないと信じて今回は数釣りをメインに。在りものの道具で作ったエサ釣りで挑みます。竿は自身が小学生の時から愛用している「幸釣」。使い続けて十数年経った今でも変わらず色んな魚を釣っている竿です。
エサは「グルテン1」を使用。粘り気が強く、形が崩れにくいので、数釣りの時に活躍してくれるエサです。
爆釣!のはずが……
一投目の反応はないものの、二投目からウキの動きが激しくなり、魚からの反応が多くなる展開に。ここから爆釣かと思いきや、竿を上げても針にかからない状況が続くはめに。
十分後、ようやく一匹釣りあげることに成功。釣れたのはクチボソでした。エサ取り名人と言われるクチボソ。その名の通り口が細い魚です。クチボソがかなり多いようなので、針をタナゴ用の「新虹鱗」へ変更しました。
針を変えると
針を換えた途端に、魚が針に乗るようになり、フィーバータイムへ突入。四匹目あたりまではクチボソでしたが、モロコや小鮒といった他の魚も釣れるようになり、順調に釣れ始めました。ここまで約40分といったところです。
しかし、ここで小物釣り特有の問題が発生。当たりはあるのにまた針にかからない時間が続いてしまうはめに。昔からこの問題が発生するのですが、こうした時は休憩をとるように自分はしていました。釣り始めて1時間弱経っていたので休憩時間にすることに。
この日は6月とは思えない暑さで、ニュースによると熱中症で倒れた人も少なくない日でした。水分補給はどの時期でもしっかりとるようにしましょう。
釣りを再開する際、エサがかなりパサパサになっていたため作り直しました。これが針に乗らない原因なのかと考えています。練り気がないと魚側も食うに食えないので、作り直すのも大事です。
その後釣れる展開へ戻すことができ、鯉の子供も釣れるように。かなり魚種が豊富な水路で、今では見ることが少ない野生のメダカたちの姿も見られる場所。そんな場所で釣りをすることの何と楽しいことやら。
下手さが結果に出てしまった
奮闘したと思いましたが、結果は32匹と子供のころの自分にはとても及ばない結果でした。あの頃は疲れる感覚がなかったので半日やって三桁釣ることもありましたが……。悔しいのとちゃんとした道具で挑みたく、次の週も釣りへ行ってきたので次回の記事で書こうと思います。
誰でもできる楽しい釣りですが、なかなか針に乗らなかったり、釣れない時があったりと難しいところがある面白い釣りです。どの釣りでも極めると本当に楽しいので、まずは感覚を取り戻すところから。
<泉陽登/TSURINEWSライター>