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【横浜市磯子区】岡村公園 落ち葉で秋を感じて 出版社と初のコラボ企画

タウンニュース

岡村公園で開催されているコラボ企画展

磯子区の岡村公園で落ち葉や紅葉をテーマに、出版社と企画した、絵本『おちばのほん』のコラボ展が初めて開催されている。展示にあわせ、同園の落ち葉と樹木を紹介するガイドブックも作成。企画は、11月30日(日)まで同園のレストハウスで行われている。

今回のコラボ展は、公園を管理する横浜緑地(株)の佐々木美雪さんが、落ち葉を通して同園の魅力を伝えられるイベントになればと、自然科学系の図鑑などを出版する(株)文一総合出版と企画。絵本作家のいわさゆうこさんの絵本『おちばのほん』の原画データや、サクラやイチョウ、トウカエデ、イロハモミジ、ケヤキなど同園で見られる落ち葉のイラストも展示している。

また、落ち葉のプールや宝探しなど落ち葉を使った遊び方や落ち葉で作れる生きものたちの紹介も。あわせて『おちばのほん』と図鑑『新紅葉ハンドブック』の販売も窓口で行っている。

ガイドブックを作成

今回の企画を機に佐々木さんが、園の落ち葉を探しながら公園を散策できるように「しぜんかんさつガイドブック」を作成した。植生管理士の資格を持ち、植物の調査などをしてきた佐々木さんが園で拾い集めた10種類の落ち葉を自らが撮影した写真とともに紹介。期間中、レストハウスで配布されている。

また、レストハウスには園内で収集したどんぐりを用いて作ったやじろべえや、葛と松ぼっくりで作られたリースなど、スタッフ8人の手作り作品も展示。秋いっぱいのレストハウスに、長年ラジオ体操などに園に通う利用者らから好評という。「いわささんの作品と世界観をぜひ見に来てほしい。展示を見て、園の落ち葉やどんぐりを触って、秋を感じてほしい」と佐々木さん。

岡村公園は1950年に開園。野球場やテニスコート、梅林などがあり園内には多数の樹木が植えられている。レストハウスの開館は午前8時から午後5時まで。問い合わせは同園【電話】045・751・4375。

ガイドブックを作成した佐々木さん

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