完璧にしなくても「リビング」が広く見える人の“3つルール”「置いてもごちゃついて見えない」
整理収納アドバイザーの三木ちなです。リビングは、家族が集まる“生活の中心”となる場所。子どもの持ち物や洗濯物、郵便物などが積み重なり、気がつけば散らかっていませんか? ごちゃつきやすいリビングも、ちょっとのくふうで印象がガラリと変わるんです。ここでは、わたしがリビングを広く見せるためにやっている「3つの仕組み」をご紹介します。
1.「出しっぱなしOKなもの」を厳選している
整ったリビングは理想的ですが、現実は“ものの少ない暮らし”がむずかしいもの。わが家は子ども3人に加えて、犬とハムスターまで飼っているため、ミニマルな空間は到底無理です。そこで意識しているのが、無理に隠さないこと。出しっぱなしにしていいものを厳選すれば、空間はそれほどごちゃつきません。
わたしはリビングでメイクをすることが多いので、コスメはラック式の収納に。
ドライヤーも壁にかけていますが、きちんと定位置を決めて元に戻せばスッキリ整います。
2.掃除道具が出しやすい場所にある
キレイさを保つには、掃除のしやすさも大事です。わたしは、掃除道具をすべてリビングに置いています。もちろんこれは、掃除のハードルを下げるために“あえて”行っていること。
掃除道具を手の届く場所にスタンバイすることで、汚れを見つけた瞬間にスッと取り出して拭けるようにしているんです。
家の中でも一番過ごす時間が長く汚れやすいリビングは、掃除する頻度も多め。道具が遠いと、「後でまとめて掃除しよう」と後まわしになりがちなので、今のところはリビングに置くのがベストです。
3.家族の「仮置きエリア」を用意している
リビングが散らかる原因のひとつが、一時的に置かれた荷物や服。これを防ぐために、「仮置きボックス」や「定位置スペース」をつくっておきます。
たとえば、子どもが脱いだパジャマ。5歳の末っ子はリビングで着替えることが多いので、テレビ台下に「パジャマ用かご」を置きました。
リビングに置かないのではなく、暮らしやすさも意識しながら定位置を決めておくことがとても大事です。
小さなくふうで無理なくひろびろ
リビングをキレイに保つには、「片付けが得意かどうか」よりも、「しくみづくり」が大切。暮らし方やライフステージによっては、ものの量が増えるのも当然です。
無理にすべてを完璧に片付けるのではなく、しまうもの・出すもの・置き場所をしっかり分けると、誰でもスッキリ整った空間を目指せますよ。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア