パルグループHDの今期売上高は2000億円超え 店舗数は初の1000店舗超え
パルグループホールディングス(以下、パルグループHD)は1月14日、2025年2月期の第3四半期決算(3月1日〜11月30日)を発表した。売上高は1525億3100万円(前年同期比7.0%増)、営業利益は182億7700万円(同17.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は89億6000万円(同13.5%減)と、同期間での売上高と営業利益は過去最高を更新した。
パルグループHDは、衣料事業において多ブランド展開を推し進めており、2024年3月1日付けでレイ・カズン社から「レイ・カズン(Ray Cassin)」、9月1日付けでウェアーズ社から「ダブルクローゼット(w closet)」のそれぞれ一部店舗やEC関連の事業などを譲り受けている。また、M&Aのよる事業継承、さらに新規出店で店舗数は初めて1000店舗を超え、11月末時点で1030店舗となった。
また、雑貨事業の「スリーコインズ(3COINS)」も好調で、「100円ショップ」だけではなく、「ハンズ(Hands)」や「無印良品」などともアイテムの展開領域がオーバーラップしてきており、支持層をさらに拡げている。
こうしたことから、パルグループHDの衣料事業の売上高は922億3600万円(前年同期比4.2%増)営業利益は142億5500万円(同4.3%増)、雑貨事業の売上高は600億3400万円(同11.4%増)、営業利益は40億4200万円(同116.8%増)と増収増益だった。
パルグループHDの2025年2月期通期の連結業績予想は、売上高は2092億2000万円(前年比8.7%増)、営業利益は229億6000万円(23.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は148億2000万円(同15.4%増)としている。