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【キシャメシ年末年始特集】「編集部が選ぶ新潟のごはんの友アワード」 たのしいスーパー・エスマート(五泉市)の「秋冬限定ゆずなんばん味噌」

にいがた経済新聞

エスマート(五泉市)の店内は、買い物の楽しさを教えてくれる

年末年始のキシャメシは、「編集部が選ぶ新潟のごはんの友アワード」と題し「これさえあれば、何杯でもおかわりできる」という、キシャ自慢の逸品を紹介する「ライスハック」特集。

今日で2024年は終わり。そんな中で、昼は「ごはんの友」で炊き立てご飯をいただく。

というわけで前日に買い物に訪れたのは、五泉市の奥地・橋田にある「たのしいスーパー エスマート」。もともとは僻地でよく見る個人経営の「全日食チェーン」だったのだが、今では市外からも評判を聞いた買い物客が訪れ、この時期は広い駐車場も満車状態である。

「新潟すゞき屋」の「ゆずなんばん味噌」は秋冬限定販売

日本全国から集まった選りすぐりの食材で埋め尽くされた売り場。そのほとんどが、市中の大型店ではなかなか手に入らない珍しい逸品。バイヤーである店長が自らの足で探し求めた数々を、工夫を凝らしたポップで紹介している売り場は、見ているだけで楽しくなる。記者など来店したら最後、見ているだけでは済まず、いつもかなり散財してしまう。マーケティングの最前線と買い物の楽しさを改めて体感できるスポットだ。

もう目移りしっぱなしなのだが、本日の目当てはエスマートのプライベートブランド「新潟すゞきや」でリリースしている「なんばん味噌」。しかも秋冬限定の「ゆずなんばん味噌」(120g税別650円)に決定済みだ。全国から選りすぐりの美味を向こうに回し、高い評判を獲得しているなんばん味噌。これで炊き立ての新潟産米をワシワシしたい。

表面に柚子ピールのぷつぷつが確認できるほど、新鮮な柚子がふんだんに使われている

「なんばん味噌」は新潟では自家製する家庭も多い、いわゆる「舐め味噌」のタイプ。ご飯に合うのはもちろんだが、鍋やおでんの薬味としても有能。

なんばん味噌はおにぎりの具に使われることも多いが、記者は「アツアツご飯に冷たい味噌」を断然支持したいので、そこはやはりオンザライス派になってしまう。

ご飯に載せる前に、スプーンにとって一口なめてみる。見た目にもその姿が確認できるほど、大粒がたくさん使われている柚子のピール。おお美味い。「誰か、熱燗もってきて」と喉まで出かかった。国産原料と無添加にこだわった製法は、変なひっかかりがない自然な風味。唐辛子の辛みもしっかり主張しているが、まろ味で包み込まれて尖りがない。柚子はかなり鮮烈で、コクと旨味の強い味噌に爽快感を加え、まとめ上げている。

炊き立てご飯の風味と溶け合うゆずなんばん味噌

では満を持してアツアツご飯にオンしていだたく。ああ、これは・・・

伸びるねえ、ご飯と一緒になってからの伸びが半端ないな。新之助の甘味をしっかり際立たせる。やっぱりご飯と味噌はベストパートナーだな。柚子の爽快感があるので、口の中がくどくなりすぎない。

この「新潟食文化の坩堝(るつぼ)」ともいえる組み合わせを今年最後のキシャメシとして紹介する。

来年もにいがた経済新聞とキシャメシを宜しくお願いします。

(編集部I)

【たのしいスーパー エスマート】

五泉市橋田389-4

営業時間 10:00~18:30

定休日 火、水 ほか臨時休業の場合あり

<グーグルマップより>

【キシャメシ】は、にいがた経済新聞編集部のメンバーが、日々の取材活動の合間にいただく昼ご飯を日替わりで、真正面から他意を入れず、何モノにもとらわれず、お仕着せのグルメリポートに背を向け綴った、キシャの日常モノローグ。さて明日の担当キシャはどこで何を食べるのか、お楽しみに。

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