球団初の交流戦Vめざす楽天、快進撃の立役者・藤井聖が5連勝かけ先発 対する巨人・井上温大は登板機会3連勝なるか
4月21日以降、5戦4勝0敗と安定感抜群
いよいよ閉幕が近付いてきた今年のセ・パ交流戦。14試合を終えて首位に立っているのが楽天だ。球団初の交流戦優勝に向け、11勝3敗と快進撃を続けている。
ただし、2位・ソフトバンクも背後をピタリと追走してきているだけに、楽天としては負けられない戦いが続く。そんな中で迎える13日は本拠地で巨人と対戦。同一カード3連勝がかかる大事な試合で先発を任されたのが、プロ4年目の27歳左腕・藤井聖だ。
富士市立高から東洋大、社会人のENEOSを経て2020年のドラフト3位で入団。今季はここまで7試合に先発して4勝1敗、防御率2.97の成績。特に直近5試合が4勝負けなしと素晴らしく、5月は2勝0敗で月間防御率1.80、この6月も1勝0敗で月間防御率1.23と好投を続けている。
前回登板の阪神戦では8回途中104球の熱投で早くも昨季超えとなる4勝目をゲット。加えてプロ初安打・初打点となる適時打も放つなど、投打に躍動してみせた。
チームを3連勝に導き、交流戦Vへまた一歩前進させるような投球ができるか。好調左腕から目が離せない。
2連勝中の若き左腕
対する巨人は高卒5年目・23歳の井上温大が中6日で先発マウンドに登る。
今季は初先発となった4月20日の広島戦で4回4失点と期待に応えることができず、5月下旬まではリリーフでの登板がメインだった。
それでも、5月30日のソフトバンク戦で3回5失点の高橋礼の後を受けてマウンドに登ると、4回5奪三振のパーフェクトピッチ。チームが試合をひっくり返したため今季初勝利を掴み、次戦のロッテ戦から再び先発へ。そこでも7回途中3失点の力投で勝利を挙げた。
相手の藤井も約2カ月負け知らずの状態が続いているが、井上も直近5試合負けなしで現在登板機会2連勝中。勢いのままに連勝を伸ばしていくことができるか、注目の左腕対決となる。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
日本ハム・福島蓮-中日・梅津晃大(エスコンF)
西武・ボー・タカハシ-広島・九里亜蓮(ベルーナドーム)
ロッテ・西野勇士-DeNA・大貫晋一(ZOZOマリン)
オリックス・田嶋大樹-阪神・西勇輝(京セラD大阪)
ソフトバンク・大関友久-ヤクルト・高橋奎二(みずほPayPay)
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記事:SPAIA編集部