【北米構造改革を推進】亀田製菓が2030年代前半までに連結売上高1,800億円目標を発表
亀田製菓株式会社(新潟市江南区)
亀田製菓株式会社(新潟市江南区)は、5月26日に実施した2024年度決算説明会において北米構造改革を発表し、2030年代前半までの事業目標を公表した。北米の事業規模をこれまでの10倍に成長させ、連結売上高1,800億円を目指す。
同社の2024年度実績は売上高1,032億円、営業利益55億円と過去最高水準となった。北米市場での売上高を2030年代前半に745億円に拡大し、海外事業の売上高比率を現在の35%から約50%に引き上げる計画を示した。
今回の構造改革では、3月発表のTH FOODS, INC.の完全子会社化と、4月発表のMary’s Gone Crackers, Inc.の売却により、事業ポートフォリオの組み替えを行った。米菓製法を持つTH FOODSに資源を集中させ、北米事業の拡大を加速する。
亀田製菓は60年以上培った米の加工技術を持ち、米菓製法で製造可能な商品は1,000種を超える。TH FOODSの完全子会社化により、これまでの「うす焼」カテゴリーから揚米菓やソフト、あられなど様々なカテゴリーへと技術提供の幅を広げ、商品ラインナップを大幅に拡充する。
なお、今回公表した目標値は概算値で、今秋をめどに中長期経営戦略を公表予定としている。
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