荻野運動公園 足元に春芽吹く 野草園で特別開園
冬季休園中の荻野運動公園の野草園が2月22日と23日に特別開園された。
野草園の開園期間は3月から11月だが、来園者に早春の野草を楽しんでもらおうと、毎年2月下旬に臨時開園している。
園内では、2月が開花時期のセツブンソウやフクジュソウ、ミスミソウ、セリバオウレンなどの野草が来園者を出迎えた。来園者の男性は、見ごろに先駆けて一輪のみ開花したキクザキイチゲをスマートフォンで撮影。腰を屈めてセリバオウレンを見つめたり、花の動画を撮影したりと、来園者は思い思いに春の野草を楽しんだ。
毎年特別開園に足を運ぶという来園者は、「無料で普段見られない野草が撮影できるのはありがたい」と、愛用の一眼レフを手に笑顔で話した。同公園の高橋克典所長は「野草は目立たない花で、普段目にする機会がない人も多いと思う。貴重な花を楽しんでもらえたらうれしい」と話した。
野草園は3月1日に開園予定。