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VODは、自分の好きな時間に楽しめるのがメリットの1つ。

たとえテレビでの放送を見逃しても、同サービスのラインナップにある作品なら、後でゆっくり楽しむことができる。

そこで本記事では、来週BS・CSで放送が終了する予定の韓国ドラマで、VODでも配信中のものをご紹介。

本国はもちろん、韓国でも好評を得たものを中心にピックアップした。韓ドラファンなら、絶対外せない、観ておきたい作品ばかりだ。

うっかり見損ねた人や、時間がなくて観られなかった人など様々な理由で、まだ視聴できていないならご覧になってみてはいかがだろうか。

(図)Danmee 「どの回も泣いたり笑ったり」日本ファンが選んだ1月～3月公開 No.1韓国ドラマはこれ！

白雪姫には死を～BLACK OUT (MBC/2024)

『白雪姫には死を～BLACK OUT』は、謎の殺人事件の犯人にされ前科者となった男が、10年後に、事件の真実を明らかにする過程を描いたピョン・ヨハン主演の犯罪スリラー。泥酔していたが殺人を犯した覚えのない彼が、わずかな記憶を頼りに点と点を繫ぎ合わせていく。

説得力ある心理描写と計算されつくされた伏線で繰り広げられるだけでなく、社会的メッセージまで含んだ見応えのある1作。『第7回カンヌ国際シリーズフェスティバル』の非コンペティション部門に招待されるほどの完成度を誇る。

●キャスト：ピョン・ヨハン、コ・ボギョル、コ・ジュン、キム・ボラ、ペ・ジョンオク 他
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年6月27日現在)：Rakuten TV、ABEMA、FOD、WOWOWオンデマンド、Hulu

良いが悪い、ドンジェ (TVING, tvN)

『良いが悪い、ドンジェ』は、チョ・スンウ主演の人気作『秘密の森』シリーズ(tvN/2017、2020)のスピンオフ版。同作で、愛すべき機会主義者として物語を盛り上げ、視聴者から絶大なる支持を得たドンジェ(イ・ジュニョク扮)が、“スポンサー検事”という汚名を返上すべく奮闘するストーリーだ。

検事として生き残ろうとする気持ちと正義の間で葛藤する様や、過去と現在における心の変化など、ドンジェの複雑な内面を中心に描いた吸引力のある作品。法曹界における腐敗や外部権力との結託なども取り上げられ、どんでん返しの展開と合わせて、観る者の緊張感を誘う。

●キャスト：イ・ジュニョク、パク・ソンウン、ヒョン・ボンシク 他
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年6月27日現在)：U-NEXT

熱血司祭 (SBS/2019)

『熱血司祭』は、シーズン2まで制作された、キム・ナムギルの熱演が光る痛快アクションコメディー。怒りをコントロールすることのできないすぐにキレる司祭とイケメン好きの検事が、協力して巨悪に立ち向かう物語だ。

ブラックコメディーと犯罪アクションが見事に共存した作品で、クスっと笑えるシーンはもちろん、共感を呼ぶ社会風刺とカタルシス抜群の展開も魅力。悪役との対立など、緊張感溢れるシーンを盛り上げるどんでん返しの繰り返しも、観る者の心を鷲掴みにする。

●キャスト：キム・ナムギル、キム・ソンギュン、イ・ハニ、コ・ジュン、クム・セロク 他
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年6月27日現在)：U-NEXT、Rakuten TV、Lemino、Hulu、DMM TV、TELASA、ABEMA、J:COM STREAM

赤い袖先 (MBC/2021)

『赤い袖先』は、本国のみならず日本を含めた海外でも絶大なる支持を得た大ヒットロマンス時代劇。韓国時代劇の歴史に名を刻む名作の1つだ。

朝鮮王朝第22代国王イ・サンと彼に仕えた宮女の切ないラブストーリーが、トキメキと感動をプレゼントする作品で、なかでもイ・サンを熱演したイ・ジュノ(2PM)の、威厳と色気が溢れる演技は一見の価値あり。また、朝鮮時代を背景に描かれているが、ヒロインが自立した考えの持ち主である点は、現代を生きる視聴者の共感を呼ぶ一面も。

●キャスト：イ・ジュノ、イ・セヨン、カン・フン、イ・ドクファ、パク・ジヨン 他
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年6月27日現在)：U-NEXT、Lemino

王の顔 (KBS/2014)

『王の顔』は、朝鮮第15代国王光海君の、世子時代から王の座につくまでを描いたソ・イングク主演の時代劇。“観相”をテーマに繰り広げられる斬新なストーリーで、王にふさわしい顔を持つと言われた光海君と、そんな彼に嫉妬する父・宣祖との緊張感溢れる心理戦、そして光海君の初恋の女性との切ない愛を中心に展開される。

光海君が、観相を武器に自身の運命を切り開いて王になる過程はユニークで、彼の人間的成長も見どころ。物語に深みをプラスしている、ヒロインを巡る父との三角関係の行方も見逃せない。

●キャスト：ソ・イングク、イ・ソンジェ、チョ・ユニ、シン・ソンロク、キム・ギュリ 他
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年6月27日現在)：Amazon Prime Video、Lemino、DMM TV、ABEMA

(ライター/西谷瀬里)