イモト、あやうく●●するとこだった!
イモトが、行きつけの古着屋さんで、店員さんとの話が盛り上がり過ぎて起こったエピソードを報告。
イモト:最近のイモトさんは相変わらず、ヴィンテージ=古着の方にハマっております(笑)。今日着ているものもヴィンテージで。少し前の話になるんですけど、私の行きつけのヴィンテージショップ「oz.vintage」、私のウェブマガジン「よかん日和」にも登場してもらったお店で、その「oz.vintage」さんから新しい洋服が入ったということで、行ってきました。
イモト:「よかん日和」で撮影させてもらったのが、去年の夏頃で。顔を出すのはそれ以来だったんですけど、1日に1人は<よかん日和の動画を見て来ました!>というお客さんが来るんですって! 「oz.vintage」さんから<すごい効果です!>って言われまして。ビルの一室でやられていてピンポイントで行かないとわからないお店なのでね。
イモト:女性のスズキさんという方がお一人でやってらっしゃるお店で、基本的には女性のアイテムが置いてあるお店なんですけど、<イモトさんの動画を見て来ました!というおじさんがいっぱい来ます(笑)>って(笑)。関西方面から日帰りで来られたり。でも、おじさんだからなかなか洋服が合うものは無いんですけど、なんとかセーターとかを1点、2点買っていかれるみたいなんです、自分のためにね(笑)。よかん日和の動画を見て「oz.vintage」さんに行ってくれた方、ありがとうございます!
イモト:その時も基本はお客さんが私1人だったんですけど、やっぱ話が盛り上がっちゃうよね! 冬のアウターを買いに行ったんですね。アウターだけを買いに行くはずが、1時間半くらいいて、あれもこれも、試着も何着もして。「oz.vintage」さんのお店にいる時はヒートテック1枚の格好なんですよ(笑)。それで店の中をウロウロしながら試着しまくって。いつも家みたいな感じで過ごしているんですよ。
イモト:で、アウターとシャツ、パンツ、セーターと、まあまあ買ったんですよ。想定より買いましたね、予算よりはるかに超える(笑)。これも古着あるあるだね。買おうと思っていた以外の物を買っちゃうんですよ。最終的に、買おうと思っていた物を諦めるということもあるんですよ(笑)。それくらい盛り上がって買って、袋もパンパンになって。
イモト:で、スズキさんがおしゃべりがお上手だからお会計中も話が盛り上がって。最近のヴィンテージ事情とか、あと、スズキさんはいつもアメリカに1人で買い付けに行かれていて、その話が私はすごい好きで。スズキさんはアメリカの西から東まで全部見るんですって。ニューヨークとロサンゼルス間は飛行機移動だけど、たとえば、ニューヨークに行ったらレンタカーを借りて自分の運転で上から下まで車で行って、買い付けがある程度、溜まったら段ボールで日本に送るんですって。
イモト:で、今度ロスに移動したら、そこでも上から下までレンタカーを自分で運転して。モーテルみたいなところに泊まりながら、洋服を見つけて、また段ボールに送って。だから、古着の買い付けって、体育系って言ってました! もう体力勝負だって。
イモト:しかも、円安ドル高で、アメリカの物価もエグいくて、600mlのペプシコーラが日本円で600円するんですって。それを1日かけてチビチビ飲んでるんですって。そんな思いで買い付けてきた古着よ! スズキさんの苦労、もうそれは買うしかないじゃない(笑)。
イモト:レジでお金を払いながらそんな話をしてて2人で盛り上がって。欲しい洋服も買えたし、スズキさんもおすすめの物を提供できて、お互いに気持ちよく<ありがとうございました~>って言って、お店を出てエレベーターで下りて。で、駐車場の方に向かっていたんですけど、なんかおかしい・・・。この満足感に何かが足りない。満足はしているんだけど、何かを忘れた気がしていて。ケータイはある、カギも財布もある・・・。色々考えて、クルマに乗る直前に、<やべっ! カネ払ってねー!>ってなったんですよ(笑)。
イモト:今、お会計して~みたいに言いましたけど、したつもりだったんですよ(笑)。ただただ、レジで値段を見ただけで私はお会計したつもりになっていて。スズキさんも、レジで電卓で値段を見せただけでお会計したつもりになっていたのかな(笑)。私は気づいて<やべ! 食い逃げならぬ、買いに逃げだ!>と思って。しかも食い逃げレベルの値段じゃないもん! エグい値段ですから(笑)。
イモト:慌てて買った洋服の服を持って、「oz.vintage」さんのお店に戻って。そしたらスズキさんが<あれー、どうしましたー? 忘れ物ですかー(笑)?>って、全然気づいてないのよ(笑)。<スズキさん、違う違う! 私お金、払い忘れてる!>って言ったら、スズキさんが膝から崩れ落ちて大爆笑(笑)。<やだ~(笑)。最近、私、うっかりが続いていて~(笑)>って。<スズキさん、これはうっかりどころじゃないですよ(笑)>と。あのままもし、あそこで気づかなかったから、2人ともずっと気づかなかったかもしれない。領収書が無いなくらいで。でも、人って高揚感が高まり過ぎると、お金とかどうでもよくなるね! こっちは絶対ダメなんだけど(笑)。もちろん、その後、しっかりお家計をして。<こんなことあるんですねー>なんて、2人で盛り上がってね。
イモト、ヴィンテージショップで仕入れたパタゴニアのエピソードに興奮!
イモト:「oz.vintage」さんに限らず、私はヴィンテージのお店には通っていて。3つくらい行きつけのお店があるんですね。4つ目になりそうなのが、代沢にある「ムー」というお店で。古着屋さんに良い店だから行ってみてと紹介されて行ってみたんですよ。良かったね。すぐ隣が魚屋さんで、見た目、もう魚屋さんなのよ。魚屋さんを間借りしているような古着屋さんで。お店に入った瞬間、昔のストーブがあってめちゃ寒いのよ。ここもおもしろいものがたくさんあって。
イモト:今日着ているこの緑のセーター、なんと、初期のパタゴニアのセーターでして。
イモト:それがわかるのが、“白タグ”と呼ばれる白いタグなんです。それを「すっぴんしゃん」の打ち合わせで自慢げに見せようとしたら、全然後ろのタグが付いてなくて、スタッフさんたちが<どこ?どこ?>って、いやあるでしょってずっと言ってて。
イモト:で、気づいてたら、セーターを後ろ前、逆に着ていたというね(笑)。タグが前にあるという(笑)。タグが無い無い言うから、なんでわかんないの!?と思って。恥ずかしいよ(笑)何が初期のパタゴニアよ、ヴィンテージを語りながら(笑)。<スタッフ:そういうオシャレかな、と(笑)>。そういうオシャレじゃないよ(笑)。単なる凡ミスだよ(笑)。
イモト:このセーターの下に、薄い肌着みたいなのを着てセーターを着ているんですね。私、冷え性でけっこう寒がりなんですよ。今、一番寒い寒波じゃないですか。これ、1枚で大丈夫! パタゴニアの初期、ビックリするよ! この暖かさ、ヤバいよ! 昔のみっちりウールのセーターの暖かさって、尋常じゃないね! 私、セーターって寒いモンだって思ってたんだけど(笑)。やっぱ、パタゴニアの初期は違うね! 暖かいよ! 動きやすいし、子供と公園に行くのもこれだけで行きますね。
イモト:で、もう一つ。これも店員さんに紹介されて買ったんですけど、“パタゴニアの軍物のパンツ”。これ、なにがすごいって、2003年頃、パタゴニアが2~3年だけ軍に洋服を提供していた期間があるんですって。イラク戦争の頃かな。ヴィンテージマニアの中ではそれが有名な話で。なぜかというと、パタゴニアの企業としての精神として、戦争に使われるような軍に服を提供するようなものは作らないというのがあるみたいなんですね。なぜか、その2、3年だけは軍に提供している期間があって。もちろん、パタゴニアの製品なんです。
イモト:パタゴニアの製品って、どんなに前の物だろうと、お店に持って行けば修理してくれるんですよ。それくらい昔からSDGsを意識しているブランドなんですね。その軍物のラインナップに関しては持って行っても修理をしてくれないんですって、これは違いますという・・・。「ムー」さんでそんなパタゴニアの裏話を聞いて、おもしろくない? 言うても2、3年しか軍に提供されていないから数も少なく貴重なんですよね。だからプレミアが付いていたりして。私はサスペンダー付きの軍物のパンツを買って。かなり大きかったので、ウエストを直してもらう修理に出しています。
イモト:ヴィンテージは、そんなエピソードがおもしろいのよ! 軍物にまでヴィンテージで手を出したら終わっちゃうよ、私(笑)。でもまあ、私のヴィンテージブームはまだまだ続きそうですね。