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芦ノ湖ボートフライフィッシングで65cm筆頭にニジマス13尾キャッチ【神奈川】

TSURINEWS

芦ノ湖で釣れた大型ニジマス(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

4月上旬、神奈川県箱根町にある芦ノ湖を訪れた。当日は、元箱根のボート店でローボートを借りて出舟。吉原窪を中心とした元箱根湾を探る。

芦ノ湖でニジマス釣り

今年の芦ノ湖は、解禁以来厳しい釣況が続いている。私も3月1日の特別解禁こそ60cm後半のニジマスを2尾釣ったが、その後は思ったような釣果が上げられない。これはフライキャスティングだけでなく、ルアー、レイクジギング、トローリング、エサ釣りでも同様のようだ。

また、成魚放流のニジマスやブラウントラウトだけでなく、稚魚放流のサクラマスやサツキマス、コーホサーモン、ヒメマスも釣況は例年に比べてかなり悪く、サクラマスやコーホサーモンは釣果情報がないありさまだ。とはいえ、根強い芦ノ湖ファンは多く、陸っぱり、ボート釣りともに主要なポイントには多くの釣り人が入っている。

吉原窪を中心に元箱根湾を探る

当日は、元箱根のボート店でローボートを借りて出舟。吉原窪を中心とした元箱根湾を探る。

吉原窪の様子(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

まずは、ワンド最奥、町役場箱根出張所付近のシャローを見て回るが、魚影はない。そこで、船道の深場に釣り位置を決めてスタート。

タックルは、ロングディスタンス系の7番ロッドにタイプⅢのフルシンキングライン。フライパターンは私が信頼するゾンカー各種を使用する。

開始から10分ほどで、水面まで60cm超級のニジマスがフライを追ってくるがバイトに至らず。その後、35cm級のニジマスが2尾釣れるものの、大型からの反応はない。

そこで、ワンド内をウロウロと釣り位置を変えるが釣果なし。そんなこんなで瞬く間に午前中は終わってしまった。

65cmニジマスが登場

昼食と少しの休憩を入れ、午後はさらに深い場所を探る。ラインをタイプⅣに張り替え、底層までフライを沈めて探っていくが反応はない。

諦めかけた13時20分、ガツン、クネクネと重量級のアタリと、魚体をくねらせてハリを外そうとする大型特有の反応が手元まで伝わった。

水面にも水中にもボート係留用のロープが張り巡らされた場所。まずは力勝負で浮かせることに成功し、ロープの少ない場所へと誘導。あとは魚が疲れるまでじっくりと待って、魚体を水面に横たえたところをタモで掬い取ったのは65cmニジマス。

当日最大のニジマス65cm(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

その5分後には引ったくるようなアタリ。40cm後半の元気印と思い、力勝負で強引に寄せてくると、50cmはありそうな魚体。

それからは無理をせず、じっくりとファイトして弱らせてからランディング。思ったより長さがあり、54cmのニジマスだった。

体高のあるニジマス54cm(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

最終釣果

その後は30~45cmがポツポツと釣れるものの、大型のアタリはなく、16時40分に納竿。釣果は28~65cmニジマス13尾で、50cm超級は2尾だった。

大型2尾キャッチ(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

水温上昇で活性アップ

私にとっては、3月1日の7時以降、久しぶりの大型。それまで、アワセミスやラインブレイクなどで5尾ほど取り損なっているものの、それは毎年あること。今年は、なぜか食ってくる回数が少ない。

または、チェイスはあるのものの、口を使わないケースが多い。それでも、通い続けた甲斐があった。水温が8度を超えてきたことで、徐々にだが魚の活性が上がってきたように思う。

トローリング組の情報でも、沖では大型のニジマスや良型のサツキマスが釣れ始めたようだ。また、ネイティブなブラウントラウトは堅調に釣れている模様。

チャンスは少ないかもしれないが、これからゴールデンウイークまでの水温が15度を超えるまでの間、釣況が上向きそうに思う。

<週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也/TSURINEWS編>

問い合わせ:芦之湖漁協TEL0460(83)7361 この記事は『週刊つりニュース関東版』2024年4月26日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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