ヒロ・ムライとA24がサムライ映画『Bushido』製作へ ─ 『ミッドサマー』アリ・アスターもプロデュースに
エミー賞の歴史を塗り替えた時代劇ドラマに続くか。気鋭の映画スタジオA24と東京出身の映画監督ヒロ・ムライによる新作サムライ映画『Bushido(原題)』が製作されることがわかった。米が伝えた。
封建時代の日本を舞台としたアクション映画になるという。あらすじは不明だが、タイトルからして、武士の生き様を描く作品となりそうだ。製作には、『ミッドサマー』(2019)など不快スリラーの名手アリ・アスター&ラース・クヌードセンも加わる。脚本は『スパロークリーク 野良犬たちの長い夜』(2019)のヘンリー・ダナム。
ロサンゼルスを拠点とするヒロ・ムライはミュージック・ビデオ監督として頭角を現し、2018年のチャイルディッシュ・ガンビーノ「ディス・イズ・アメリカ」では第61回グラミー賞で最優秀ミュージック・ビデオ賞を受賞。ドナルド・グローヴァーとの仕事歴が深く、ドラマ「アトランタ」「Mr.&Mrs. スミス」でもエピソード監督を務めた。ほか、エミー賞常連「一流シェフのファミリーレストラン」でも製作総指揮を務めるなど、今その動向が最も注目されるクリエイターの一人。本作が初の長編映画となる。
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「SHOGUN 将軍」が第76回エミー賞で史上最多18部門を獲得したことで、米国ではサムライ・ブームが盛んだ。このドラマは“ポスト・ゲーム・オブ・スローンズ”として注目される作品のうちの一つだったが、すっかり“ポスト・SHOGUN”の動きとなりつつあることが興味深い。
日本でのロケ撮影や、日本人俳優の起用の可能性にも注目したい。続報を待とう。