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毎日を繰り返してきて今の5年がある。LIBERTY FORCE5周年では「紅型研究所染千花」ワークショップなどを体験!

OKITIVE

LIBERTY FORCEを手掛ける照屋健太郎さん

アパレルの領域を超えて様々な企画を展開し、「好きなことに挑戦しよう!」というメッセージをストリートカルチャーに込めて発信してきた沖縄発のメッセージブランド「LIBERTY FORCE(リバティーフォース、以下LBF)」が5周年を迎え、7月19日(土)〜7月27日(日)に北谷町のタイムレスチョコレートでポップアップイベントを開催した。 期間中は5周年記念Tシャツをはじめとした多彩なグッズの販売や、泡盛「残波」とコラボした非売品ボトルのプレゼント、食品サンプル、紅型、ペーパーエアフレッッシュナーを作成する3種類のワークショップも行われた。これまでの活動を振り返る照屋健太郎さんへのインタビューと、イベントの様子をお届けする。

自由の力で「君の明るい未来を追いかけて」

ポップアップ会場に並んだグッズ

ブランド名の「LIBERTY FORCE」は“自由の力”を意味する。照屋さんがブランドを立ち上げる時に原動力にしたのは「みんなにそれぞれの才能があり、自分の気持ちの持ち方次第で自由を獲得できるはず」という思い。これを踏まえ、ブランドメッセージの「CHASE YOUR BRIGHT FUTURE」は「君の明るい未来を追いかけて」という意味だ。 LBFというブランドは自身の「活動」そのものと位置付ける照屋さんに、これまでの5年間を振り返ってもらいながら、感じてきたことや考えていることについて聞いた。

毎日を繰り返してきて今の5年がある

5周年記念デザインのTシャツ。沖縄の太陽が表現されている

—5周年を迎えて、今どういうお気持ちですか。 5年ってやっぱり節目なので、初めて周年を掲げてポップアップをしました。5周年記念限定Tシャツを今回作ってるんですけど、そういう記念の商品自体も初めて今回作ったんです。特別なコラボみたいなことをやろうかなとも思ったんですが、今回は原点回帰的な定番のデザインのTシャツを作りました。 一番最初に作った左胸のピンポイントのロゴと、背中に「CHASE YOUR BRIGHT FUTURE」って書いたデザインを、スペシャルなものにしました。白のボディーはサンライズ、黒ボディーはサンセットで、毎日を繰り返してきて今の5年があるっていうのを表現するっていうコンセプトで作り、これまでの5年間を振り返りながら、また次のワクワクを感じられるようなものになっているといいなと思っています。

思わずニヤとしてしまう遊び心もニクい
バスケ好きの照屋さんらしい商品展開

活動の中でファンの方々が増えている

—LBFとして発信しているメッセージが広がっている実感はありますか? ちょっとずつですけど、ありますね。時代と逆行してるんですけど、人気商品はオンラインショップでは売らずに、会場でしか買えないという方針でやってきました。「こんな思いで活動してます」ということを対面で話しながら販売することに重きを置いていて。 だけど、今回は5周年ということで、初めてオンラインショップを期間限定で開放したんです。そしたらまだ僕らが行ったことない北海道とか長野県とか宮崎県とか、日本全国から注文が入ってきてすごいびっくりしました。 あと、シンガポールからファンの方が会場に来てくれて。これは先日150ヶ国から色んな人たちが集まったスターウォーズのセレブレーションに出てたこともあって、それで僕らのブランドを好きになってくれた人たちが、世界にもいてくれたんですよ。そんなこともあって、活動の中でファンの方々が増えているのは感じてます。

沖縄のことが意図していない場所にも伝わる・届く

—そんな状況も照屋さんが当初から掲げていた「世界が注目する沖縄に」というアティテュードを実践して、体現できたことですね。沖縄出身のクリエイター、表現者としての沖縄へのこだわりや向き合い方について、意識していることはありますか? 何と言うか、僕が自分では想像してなかったような広がり方、届き方みたいなことが起こってまして。リバティーフォースのデザインコンセプトとして、沖縄の文化的要素と僕の思い出を掛け合わせることがまずあります。 僕がバスケ部だったから、NBAチームのモチーフに、例えば沖縄の天然記念物のヤンバルクイナを掛け合わせたり、今回の5周年Tシャツも沖縄の綺麗な太陽をモチーフにしたり。(代々木公園で開催している)「OKINAWA FES Milafete」のオブジェにもしているヤンバルクイナなんかは、僕が個人的に動物が好きだからやってたんだけど、自然保護関係の団体から「ありがとうございます」ってお礼を言われたんですね。 というのも、飼育に携わっている方がフェスに来てくれて、来場した人たちに聞いてみたら、思った以上にたくさんの人がヤンバルクイナのことを知らなかったみたいで。デザインにすることで、色んな人にヤンバルクイナを知ってもらう機会を作ってくれたことへの感謝だったんですよ。こうして商品を作ることで、沖縄のことが意図していない場所にも伝わる・届くというのは考えてなかったんですけど、こうなった以上は続けていかなきゃな、と思ってシリーズ化してます。

「OKINAWA FES Milafete」のヤンバルクイナのオブジェ

自由の力で「好きなことに挑戦しよう」

—さまざまなコラボも含めて、色んな人のリアクションも見てきたと思うんですけど、それも含めて、今後にどんな風に活かすことができそうですか?また、今後の妄想、野望はどうでしょうか。 LBFは「好きなことに挑戦しよう」っていうメッセージを発信して、 自由の力を持ってるっていうことを特に若い人たちに言っていきたくて作ったブランドなので。ブランドって言った方が分かりやすいからそう言ってますけど、これまでやってきた色んなことって、僕にとってはメッセージを伝えるための活動だと思ってるんですよね。 だから服だけに限らず、紅型とかお酒とか色んなコラボレーションで色んな“窓口”からメッセージを伝えていけたらなと思ってるので、今回もタイムレスチョコレートとコラボして「サマーシュトーレン」を作ってます。 シュトーレンは普通だと冬にしか食べないんだけど、自由な発想で夏に食べる形で作くりました。基本的に僕らのコラボレーションとか企画は、僕らの活動に共感をしてもらったところからスタートするので、僕だけに限らず色んなジャンルの人たちと交流する中で、マイペースにものづくりを色々できたらなって思ってますね。

ブランド設立後に初めて大規模なコラボレーションをした泡盛「残波」のミニボトルも
ポップアップ会場のタイムレスチョコレートとコラボして作った「サマーシュトーレン」

紅型ワークショップは家族連れで賑わい

LBFのブランド立ち上げ前から照屋さんとの付き合いがあるという知花さん。これまでの展開と照屋さんについてこう語る。 「ひと言で言うとすごいです。見た目はめっちゃ派手なんですけども(笑)意外とコツコツ積み重ねていくタイプで、それが実を結んでスパイダーマンとかスターウォーズともコラボするところまでいっちゃう。 そうした手腕もありながら、同時に沖縄でのローカルでのつながりも非常に大事にしてて、これって照屋さんにしかできないことなんじゃないかと感じています」

ワークショップでは、手彫りした型染めの和紙を使って染色できる状態にしたLBFのロゴの柄のコースターが用意され、参加者は好きな色を入れていった。参加した家族連れの子どもたちは、自分の好きな色を選んで真剣な眼差しで塗り込んでいた。

そのほか、日を変えて「LITTLE YUMMY KICHEN」による食品サンプルワークショップ、「SHIZUCAL WAX」によるペーパーフレッシュナー作りも行われた。

「CHACE YOUR BRIGHT FUTURE」というブランドメッセージを地で行く精力的な活動を続ける照屋さん主導のもと、どんどん未知の領域に飛び込んで躍進を続けるであろうLIBERTY FORCEの動きには、今後も要注目だ。

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