スタバのロゴマークの由来は神話にある。想いがこもったマークの意味を解説!
スタバのマークの由来はギリシャ神話
スタバのマークは、ギリシャ神話に登場する「セイレーン(サイレン)」が由来とされています。スタバ創業者であるハワード・シュルツ氏をはじめとするメンバーたちが、マークを探している途中に出会ったのが木版画で描かれたセイレーンでした。
セイレーンは美しい歌声で船乗りを誘惑し、心を奪ったといわれるふたつの尾を持つ人魚。創業メンバーのひとりでグラフィックデザイナーのテリー・ヘクラー氏は、ギリシャ神話の物語に重ね合わせ、「コーヒーの香りで道行く人々を魅了したい」という想いをマークに託してマークを考案しました。なお、スタバのマークは登録商標されています。
スタバのマーク変更の歴史
スタバのマークは、現在で4代目であるのをご存じでしょうか?初代のマークは、コーヒーの色をイメージした茶色をベースに白色でセイレーンが描かれていました。長い髪を背中にたらし、両手でふたつの尾を持っているのが特徴。マークの形は現在と同じ円形です。上部には「STARBUCKS」下部には「COFFEE TEA SPICE」の文字が入っていました。
1987年には円の外側が緑色、セイレーンが描かれた内側が黒色に変更。セイレーンの髪は前にたらし、胸を覆うデザインになりました。また、初代のマークに記されていた下部の「TEA SPICE」が削除されたのも特徴です。
1992年には、形や色、文字はそのままでセイレーンのデザインが変更されました。これまでセイレーンの全身が描かれていましたが、上半身と尾だけが描かれるように。
現在のマークに変更されたのは2011年。外側の円がなくなり、セイレーンのみのシンプルなデザインになりました。
世界中で親しまれるスタバのマークに想いを馳せて
今や世界中で知られているスタバのマーク。創業から50年以上経ち、マークが変わっても、「コーヒーの香りで道行く人々を魅了したい」という想いは今もなお受け継がれています。店名が書かれていなくても、マークだけでスタバであることが分かるのも、その想いが世界中に広がっているからではないでしょうか?
ぜひ、スタバのマークに想いを馳せて極上のコーヒーを味わってみてくださいね。
ライター:とも(子育てフードライター)