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千葉県八千代市での子育て体験談。子育て支援情報や子育てにおすすめのエリアを紹介

LIFE

子育てをするうえで、「暮らしやすい街」と聞いて、どのような場所を思い浮かべますか。交通アクセスの利便性や都心から少し離れた自然の多いエリアを想像する方も多いかもしれません。

千葉県八千代市は、自然と都市機能がほどよく調和しています。都心へのアクセスがしやすく、通勤・通学の利便性を保ちながらも、静かで穏やかな環境の中で子育てができる街です。

私は八千代市で生まれ育ち、現在は4歳と10ヶ月の子どもを育てるママとして暮らしています。この記事では、地元で子育てしている体験から、八千代市で子どもを育てる魅力や実際に利用している支援制度、おすすめの施設やスポットを紹介します。

八千代市での子育て

まずは、八千代市の概要を見てみましょう。

八千代市の概要

八千代市は千葉県北西部に位置していて、51.39平方キロメートルの面積と約20万人の人口を有し、豊かな緑と住宅街が調和した穏やかな環境が広がっています。

市内には「京成バラ園」や「新川」など、自然の豊かな名所が点在し、梨の名産地としても有名です。八千代市には、東葉高速鉄道と京成本線が通っており、東京駅へは電車で約40分とアクセス良好です。さらに、成田空港へも約30分で行けるため、出張や旅行の際にも便利な立地といえるでしょう。

駅周辺では再開発が進み、大型商業施設や新しい住宅が増加しました。西部近隣公園や村上緑地公園など、子どもがのびのび遊べるスポットが充実していて、自然と都市機能のバランスが整った子育て世帯にやさしい街だと感じます。

わが家が子育てに八千代市を選んだワケ

私は第1子の出産をきっかけに、他市への引越しも考えましたが、のびのび過ごせた経験から、安心感と暮らしやすさがある八千代市での暮らしを選びました。

ここでは、八千代市を選んだ理由として特に大きかった2点を紹介します。子育てに八千代市を選んだワケ(1)自然と都市が調和した快適な街だから

八千代市は、都会の喧騒から少し離れた、落ち着きのある街です。静かで安全な住宅街が広がり、自然とともに穏やかな暮らしができるのが大きな魅力です。大きな公園や川沿いの遊歩道、サイクリングコースなどが整備されていて、子どもたちが外でのびのびと遊べる環境が整っています。

イオンモールやフルルガーデンなどの大型商業施設やファミリー向け飲食店も多数あり、都市機能も充実しています。自然に囲まれた穏やかな環境と、日常生活の利便性がどちらもそろったこの街のバランスのよさは、私たち家族にとってまさに理想的でした。子育てに八千代市を選んだワケ(2)都心へのアクセスも良好

八千代市は、都心へのアクセスがしやすい街です。東葉高速線は東京メトロ東西線と直通運転をしているため、八千代中央や八千代緑が丘から大手町までは約40分で移動できます。始発駅の東葉勝田台駅から乗る場合は、朝の通勤時にも座れることが多いです。京成線を使えば京成上野にも特急で約40分という便利さから、仕事と育児を両立しやすい環境が整っていると感じます。

市内に高速道路は通っていませんが、車を少し走らせれば千葉北ICや花輪ICがあり、週末の家族でのお出かけにも便利です。

私は八千代市に住んでから、子どもがのびのび育ち、私たち家族にとってストレスの少ない生活が実現できているように感じています。治安も良好で、私が物心ついた頃から大きな事件を聞いた記憶もありません。自然・利便性・安心感の3拍子がそろった八千代市は、わが家にとってまさに理想的な子育ての街です。

実際どう?八千代市の子育て

私は現在、八千代市内の賃貸アパートにて、夫と3歳の娘と10ヶ月の息子の4人で暮らしています。ここからは実際に住んでみて感じた、八千代市の子育ての実情について伝えていきます。

数字で見る八千代市の子育て事情

八千代市の人口は年々ゆるやかに増加しており、現在は約20万5,000人です(2024年12月時点)。毎年およそ1,000人ずつ人口が増えていることからも、暮らしやすさがうかがえます。

中でも、八千代緑が丘駅や八千代中央駅周辺など、交通や生活利便性の高いエリアを中心に保育施設の整備が進められており、2025年度には4園が新設されました。多様な保育ニーズに応える体制が整いつつあり、子育て世帯が安心して暮らせる環境が広がっています。

八千代市の保育施設数は以下のとおりです(2025年5月26日時点)。

・認可保育所:31園(公立8園+私立23園)
・認定こども園:10園
・小規模保育事業所:20園
・企業主導型保育事業所:6園

2025年5月1日時点では、どの年齢でも空きのある保育園が確保されており、待機児童数は0人でした。認可保育園も数多く、市内全体で子育て支援が進んでいることがわかります。

八千代市の子育て支援情報

八千代市では「子どもの元気がみえるまち」を目指し、多様な支援制度を展開しています。ここでは、その中でも特に特徴的な制度を5つ紹介します。最新情報は八千代市の公式ホームページをご確認ください。

八千代市の子育て支援情報(1)産後ケア事業の充実

出産後の母親が心身を回復し、安心して育児に取り組めるよう、八千代市では「産後ケア事業」を実施しています。

産後ケアは本来、自費だと宿泊型で2〜10万円ほどかかることもあるような高額なサービスです。そのため、助成を受けて利用できる八千代市の支援制度は、ママたちにとって心強い味方といえます。利用できるケアの種類は以下の3つです。いずれも自己負担額は抑えられており、利用しやすくなっています。

・宿泊型:1泊2日 6,000円(1日3,000円)※多胎児は1人につき+400円/日
・デイケア型(日帰り):1,800円/日 ※多胎児は1人につき+200円/日
・訪問型(1回):1,400円 ※多胎児は1人につき+200円/回

なお、市民税非課税世帯や生活保護世帯はすべて無料で利用できます。八千代市の子育て支援情報(2)ファミリー・サポート・センターの利用が可能

子育て中の保護者と援助を行いたい地域の方をつなぐ「ファミリー・サポート・センター」では、保護者が必要とする場面に応じた援助を、リーズナブルな料金で受けられます。

出産後8週間以内のママは、簡単な家事のお手伝いなどの支援を受けられます。さらに、生後57日目から小学校4年生までの子どもであれば、一時預かりや送迎の代行など、柔軟なサポートも可能です。ママのリフレッシュ目的での利用でもOKです。

<利用料金>
・平日 7:00〜20:00:1時間あたり700円
・土日祝・年末年始・上記以外の時間帯:1時間あたり900円

急な用事やお迎え、育児の息抜きなど、日常のさまざまな場面で頼れる制度として、多くの家庭で活用されています。八千代市の子育て支援情報(3)子育て支援センターの充実

八千代市内には3つの子育て支援センターがあり、平日は毎日9:00〜17:00(施設によっては16:00まで)開館しています。保育園や小学校の施設の一部が開放されており、市内在住の親子が自由に遊びに行ける場所として親しまれています。

支援センターでは、保育士さんと話したり、育児の悩みを相談したりすることができます。子ども同士、ママ同士の交流も盛んで、決まった時間に通うことで、生活リズムを整えているご家庭もあります。

また、支援センター以外にも「遊びと交流の広場」が市内各所で定期開催され、アクセスしやすく参加しやすいのも魅力です。地域のママ同士が自然につながり、子育ての情報交換やちょっとした気分転換にもなる大切な場になっています。八千代市の子育て支援情報(4)医療費助成制度

高校3年生までの子どもを対象に、医療費の助成制度が整っています。

・通院:1回300円(同一医療機関・同月6回目以降は無料)
・保険調剤:無料
・入院:1日300円(同一医療機関・同月11日目以降は無料)

子どもが体調を崩した際の受診負担が抑えられるため、安心して医療を受けられます。八千代市の子育て支援情報(5)チーパスが利用可能

「チーパス」は千葉県が実施する子育て家庭応援事業で、2012年度にスタートしました。八千代市内でも協賛店舗で提示することで、さまざまな特典を受けることが可能です。

たとえば、イオンモール八千代緑が丘内の一部店舗では、チーパスの提示でレジにて5%割引やドリンクサービスなど、店舗独自の応援サービスを提供しています。日常の買い物でお得を実感できるため、子育て家庭にとってありがたい制度です。

八千代市での子育て体験談

千葉県八千代市ゆらゆら橋

ここからは、実際に八千代市で子育て中の私が感じた「八千代市の子育てのしやすさ」を伝えます。

八千代市で子育てをする魅力

八千代市で子育てをしてみて感じた魅力についてまとめてみました。

八千代市で子育てをする魅力(1)子育ての悩みを相談しやすい環境

八千代市には地域子育て支援センターが3つあり、育児中の悩みを気軽に相談できる環境が整っています。保育士さんのほか、日によっては保健師さんや栄養士さんが来所することもあり、離乳食や寝かしつけ、発達の相談などにも対応しています。

地域ボランティアによる絵本の読み聞かせなども行われており、温かな交流の場としても人気です。私は離乳食で悩んでいたときに栄養士さんに相談し、的確なアドバイスに救われた経験があります。

さらに、支援センターまで足を運びづらい保護者のために、市内各地で「遊びと交流の広場」も定期的に開催しています。アクセスしやすく、同じ月齢の子どもを持つ方たちと自然に交流できる場としても、身体測定や情報交換の場としても活用できるので、子育て中の心強い味方といえるでしょう。八千代市で子育てをする魅力(2)大型のショッピングセンターがあって便利

イオンモール八千代緑が丘店外観

子育て中の家庭は、身近に便利なショッピング施設があると助かることが多いです。特に人気なのが「イオンモール八千代緑が丘」です。駅直結でアクセスしやすく、育児用品や子ども服が購入でき、フードコートにはキッズスペースが併設されているため、天候を気にせずに子どもを遊ばせられます。

週末に雨が降ると、わが家ではよくイオンモール八千代緑が丘へ遊びに行きます。モール内にある滑り台付きのキッズスペースは、子どももお気に入りで、「イオンの滑り台に行きたい!」と自分からリクエストするほどです。さらに、モール内には年中無休で診療している小児科があるので、急な発熱や体調不良の際でも安心できます。

周辺には図書館や銀行、郵便局などの生活施設が集まっており、子ども連れでも移動しやすく、生活しやすいエリアといえます。

施設名:イオンモール八千代緑が丘
所在地:千葉県八千代市緑が丘2-1-3
アクセス:東葉高速鉄道 八千代緑が丘駅南口から店舗2階に直結
営業時間: 10:00~21:00(テナントによって営業時間が異なる場合があります。)

八千代市の子育て環境

八千代市の子育て環境について詳しくまとめてみました。

八千代市の子育て環境(1)西部近隣公園

西部近隣公園調整池

西部近隣公園には、子どもがひと目見て大興奮するような大型遊具が並んでいます。中でも「森の冒険広場」は、滑り台やネット遊具が組み合わされたダイナミックな設計の遊具があり、八千代市内でも特に人気の高いスポットです。

週末には市の内外から多くの家族連れが訪れ、子どもたちの元気な声が響き渡ります。広々とした芝生や木陰のベンチがあり、のんびり過ごすこともできますし、自然に囲まれた環境の中で、子どもたちがのびのびと遊べるところも魅力です。

わが家では、子どもたちに「どこの公園に行きたい?」と聞くと、いつも西部近隣公園の名前が返ってきます。駐車場は18台分と限られているため、週末は満車になることも珍しくありません。お出かけの際は、早めの時間帯がおすすめです。

施設名:西部近隣公園
所在地:千葉県八千代市緑が丘5丁目211
アクセス:東葉高速鉄道「八千代緑が丘駅」から車で6分八千代市の子育て環境(2)TRC八千代中央図書館

TRC八千代中央図書館外観

2015年に開館したTRC八千代中央図書館は、明るく開放感のある空間が魅力の図書館です。子ども向けスペースには絵本やカラフルな椅子が並び、読書を楽しみながらのんびりと過ごせます。

図書館主催やボランティアによるおはなし会が定期的に開催されていて、親子で参加できるイベントも充実しています。さらに火曜・金曜の午前中にはショート託児サービスを利用できるので、リフレッシュや用事を済ませたいママに好評です。

館内にはカフェが併設されており、川沿いの立地を活かして、図書館帰りにお散歩を楽しめます。

施設名:TRC八千代中央図書館
所在地:千葉県八千代市村上2510番地
アクセス:東葉高速鉄道「村上駅」から徒歩10分
開館時間:火〜金 10:00〜19:00 土・日・祝 9:00〜18:00 
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)八千代市の子育て環境(3)ふなばしアンデルセン公園

ふなばしアンデルセン公園滑り台

八千代市から車で約15分の場所にある、千葉県内でもトップクラスの人気を誇る「ふなばしアンデルセン公園」は、休日のお出かけスポットとしてわが家でも何度も訪れている場所です。

入場は4歳未満が無料となっていて、わが家は年間パスポートを購入するほどのヘビーユーザーです。アスレチックや美術館、水遊びエリアなどがそろい、自然の中でのびのびと遊べる人気スポットです。

施設名:ふなばしアンデルセン公園
所在地:千葉県船橋市金堀町525番
アクセス:東葉高速鉄道「八千代緑が丘駅」から車で約10分
開園時間:9:30〜16:00(時期によっては17時まで営業)

八千代市の住まい事情

実際に八千代市で暮らすのであれば、家賃や住まいの事情が気になるのではないでしょうか。私は、生まれ育った八千代市にずっと暮らしていますが、出産を機に他市への引越しを考えたことがあります。それでも最終的に選んだのは、やはり八千代市でした。決め手となったのは、「家賃の手頃さ」と「都心へのアクセスのよさ」のバランスが整っていたからです。

たとえば、2LDK・3K・3DKの家賃相場を見ると、八千代市は約10.03万円です。隣接する船橋市は約12.57万円、習志野市は約13.90万円と、2万円以上の差があります。JR総武線「船橋駅」(船橋市)やJR総武線「津田沼駅」(習志野市)から東京駅までは快速で約30分と、八千代市よりやや近い印象です。しかし、八千代市には東葉高速線の始発駅があるため、通勤・通学時に座れる可能性が高く、子連れの移動もしやすいでしょう。大手町までは約40分と、都心へのアクセスも十分便利です。

八千代市は、都心に出やすい立地でありながら、家計にやさしい住まいが見つかるため、子育て世帯にとって魅力的な街だと思います。

八千代市の子育て世帯におすすめエリア

八千代市には、子育て世帯にとって暮らしやすく、生活の利便性と自然環境のバランスがとれたエリアが点在しています。ここでは、実際に子育て中の目線でおすすめできる2つのエリアを紹介します。

八千代市の子育て世帯におすすめエリア(1)八千代緑が丘駅周辺

八千代緑が丘駅北口の街並み

八千代緑が丘駅周辺は、駅直結のイオンモールをはじめとする商業施設が集まり、買い物や外食に便利なエリアです。モール内には子育て世帯向けのキッズスペースや年中無休の小児科があります。

駅の周辺には銀行や図書館など生活に役立つ施設が多く、駅から少し離れると自然の豊かな公園や落ち着いた住宅街が広がっていて、都市機能と自然が調和しています。小学校の新設も予定されているなど、今後ますます注目のエリアです。

八千代市の子育て世帯におすすめエリア(2)八千代中央駅周辺

八千代中央駅周辺街並み

八千代中央駅周辺は、市役所や保健センターなどの行政機関に加え、総合病院「八千代医療センター」が
ある、医療・育児支援が充実したエリアです。各種手続きや健康相談が徒歩圏内で完結できるのは、子育て世帯にとって大きな安心といえます。

さらに、TRC八千代中央図書館や子ども支援センター「すてっぷ21大和田」など、親子で利用できる公共施設があり、ママ同士の交流や育児情報の収集にもぴったりの暮らしやすさがぎゅっと詰まったエリアです。

八千代市は自然と都市が調和する街でのびのび子育てができる街

八千代市は、子育てに必要な環境が整った暮らしやすい街です。自然・都市機能・地域のつながりがバランス良く、安心して子育てができます。

温かい地域のつながりの中で、のびのびと子育てできるのが、八千代市の魅力です。千葉県内で引越しや住まいを検討している方は、ぜひ八千代市も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

この記事では画像に一部PIXTA提供画像を使用しています。

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