【7年連続で累計700万円】新潟県阿賀野市の企業版ふるさと納税にサカタ製作所(新潟県長岡市)が再び寄附、加藤市長が感謝状を贈呈
株式会社サカタ製作所(新潟県長岡市)の代表取締役の坂田匠社長(左)と、新潟県阿賀野市の加藤博幸市長
新潟県阿賀野市の加藤博幸市長は7月2日、同市の企業版ふるさと納税に寄附をした金属屋根部品メーカーの株式会社サカタ製作所阿賀野工場(新潟県阿賀野市)を訪れ、同社代表取締役の坂田匠社長に感謝状を贈呈した。
阿賀野市の企業版ふるさと納税は、「阿賀野市まち・ひと・しごと創生推進事業」として実施しているもので、このほどサカタ製作所(本社は新潟県長岡市)は100万円を寄附した。同社は今回で7回目の寄附で、累計の寄附金額は700万円となった。なお、阿賀野市が企業版ふるさと納税を開始した2017年度から毎年寄付を行っているのは同社が唯一。
感謝状を贈呈する新潟県阿賀野市の加藤博幸市長(左)と、株式会社サカタ製作所(新潟県長岡市)代表取締役の坂田匠社長
サカタ製作所阿賀野工場の展示ルーム「ビジョナリウム」を案内する坂田社長(左)
金属屋根部品について説明する坂田社長(右)
阿賀野市への寄附について坂田社長は、「阿賀野市にはお世話になっている。ここが無かったら弊社はどうなっていたか。この場所のメリットは、地盤がしっかりしていて災害の心配がないこと。そして優秀な社員が来てくれていること」と話し、阿賀野市への感謝の想いから寄附をしていることを明かした。
加藤市長は、「私ども行政だけではなく、地域のことも高く評価していただいている。この想いを施策に活かしていくことによって、こちらの従業員の方や市民の皆様に還元できるだろうと思う。いい意味でのスパイラルをこれから作っていければと思っている」と話した。
サカタ製作所の阿賀野工場は、ソーラー発電パネルの金具の需要が拡大したことに伴い、阿賀野市の新潟東部産業団地内で2014年10月から稼働している。約1万坪の敷地面積を有し、ソーラー金具の製造などを手がける。現在この工場には12人の社員がおり、うち7人が製造現場を担当。大規模な工場ながら、DX化の推進により、少人数でのオペレーションを実現している。
坂田社長によると、今後工場をさらに拡大していく展望があり、また業種変換の可能性も視野に入れていくという。
工場内を案内する坂田社長(左)、阿賀野工場内の作業現場は現在7人でオペレーションしている
株式会社サカタ製作所阿賀野工場(新潟県阿賀野市)