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淡水大物釣りを狙う『全鯉協潮来大会』に参戦【茨城】2部門で優勝&準優勝の好成績!

TSURINEWS

全鯉協潮来大会2025で好成績を残した(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)

4月19日(土)~4月20日(日)、筆者にとって初チャレンジとなる霞ヶ浦全水域で開催される全鯉協潮来大会2025春(4月18日(金)18:00~4月20日(日)9:30)に参戦することにした。そして筆者は見事に2部門での高成績となり、W表彰されるという大満足の大会参戦釣行をレポートしよう。

全鯉協潮来大会に参加

『全鯉協潮来大会』は、霞ヶ浦全水域(利根川本流除く)にて40時間で、コイ・アオウオ・ソウギョ・レンギョ(ハクレン・コクレン)の淡水大物釣りカテゴリーが対象魚となる、いわば国内最大規模ともいえる総合鯉釣り大会である。

この大会で上位入賞できれば、淡水大物釣り界における最高の勲章とも言えるため、筆者は迷わず2025年3月に参加を決意した。

筆者が選んだ霞水系河川

ここからは、筆者が選択した霞水系河川について紹介する。

横利根川

千葉県香取市と茨城県稲敷市との間に流れる利根川の支流で、北利根川と合流する霞ヶ浦水系の河川である。利根川との合流部分にある横利根閘門は国の重要文化財に指定されており、レトロ感満載な水門で、周囲は横利根閘門ふれあい公園となっている。

釣りにおいてはヘラブナ釣りのメッカであり、ボート釣りや陸釣りも盛んで、足場も良く非常に釣りやすい安定したフィールドである。

常陸利根川

霞ヶ浦の吐水口から利根川合流点まで、北利根川・外浪逆浦・常陸川を合わせた全長27kmにおよぶ河川である。霞ヶ浦水系の中でもポイントが多く、ヘラブナやコイを中心に、淡水の超巨大魚を含むメーターオーバー級の大型魚が狙える本湖に劣らない期待の持てる淡水大物釣りフィールドである。

筆者は大会前にこの河川と鰐川の下見ができなかったことが悔やまれるが、安定して大物が釣れているという情報があり、期待が高まるフィールドである。

使用タックル

同大会で筆者の狙いはコイとハクレンであるため、ウキ釣り部門での出場が条件となり、この2魚種を確実に狙うべく、磯竿リールタックルでいつものハクレン釣りと同様に、剛のタックルを用意。エサはイモグルテンとマッシュポテトを準備した。

使い慣れたタックルで挑む(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)

メインタックル

タックルはいつも荒川でハクレンを釣っている時と同様で、力負けすることなく安心して戦えるセッティングである。また、釣れた対象魚はキープし、個人で検量場所に運ぶ必要があるため、大型のビクや運搬に必要なものも事前に用意している。

・竿:プロマリン ブルーベイ磯 4号360
・リール:ダイワ レガリス LT2500D
・ライン:デュエル カーボナイロン 4号 16lb
・ハリ:がまかつ 鯉鈎16号(2本針)
・エサ:イモグルテン・マッシュポテト

大型魚とのファイトにも負けない(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)

大会参加のきっかけ

実は3月、霞ヶ浦水系横利根川への下見釣行の時点で大会参加を視野に入れており、すでに申し込みを済ませていた。

もちろんハクレン狙いであったが、常陸利根川や鰐川でのチャレンジは大会本番中におこなう予定であり、十分にチャンスはあるだろうと考えていた。

申し込みの際には、全鯉協事務局の岩崎さんや、川崎鯉路会会長の鳥養さんから釣況情報を頂いたこともあり、軽い気持ちでエントリーしてみた。もちろん釣り・キープ・運搬に関する最低限の大会参加準備は整えた状態でのチャレンジである。

横利根川で釣行開始

大会は4月18日18時からスタートしていたが、夜釣りをしない方針のため、横利根川には4時30分に到着。お目当てのポイントへ入り、コイ狙いでバランスの底釣りを昼まで行う予定で準備を開始した。

ダントウボウとマブナが連発

釣りを開始するとウキがすぐに動き、マブナがヒット。さらにお初のダントウボウが2連発で釣れた。ダントウボウには少し興味があったため、うれしい場面だったが、本命はコイ。休む暇なくエサを打ち続けた。

霞水系のダントウボウ(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)

準本命の72cmコイを手中

3月に訪れた際もコイは釣れており、ヘラブナ師は70cmクラスを1尾上げていた。今回も期待して釣り続けていると、ド消しアタリが出て向こうアワセが決まった!

凄まじい太さの黒々としたコイが姿を現し、「これは確実にキープ案件だ」と本気のやり取りを行い、15分後にキャッチ。72cm強はあると判断し、安心してビクにキープした。

その後2時間アタリなし

日が昇り、気温も上昇する中で追加のアタリを期待したが、まったく反応がなく、ヘラブナ釣り師やバサーがぽつぽつ増えてきた。

すでに準本命のコイを釣っていたため、ここにとどまる必要はないと判断し、予定より早く鰐川へ移動することにした。

鰐川は釣り人で混雑

鰐川に着くと、昨夜からの多数のぶっこみ竿が並び、すでにアオウオを釣ったという釣り人もいた。水深を測ると、空いている場所は1m強しかなく、ハクレンの期待は薄い。そこで、次なるフィールドとして常陸利根川へ移動する決断を下した。

鰐川ではぶっこみ釣りが目立っていた(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)

移動準備中、川崎鯉路会の鳥養さんに連絡すると、ちょうどハクレンと格闘中とのこと。電話をすぐに切って、筆者もそちらへ向かうことを決断。確実に本命がいるポイントで勝負するしかない。

常陸利根川で釣り再開

現地に到着すると、鳥養さんや野口さんがハクレン狙いで竿を振っており、ぶっこみ釣りの四條さんやガガさんもいて賑やかな雰囲気。状況は良好とのことで、筆者もすぐに準備して釣りを開始した。

釣りを始めた矢先、鳥養さんが再びハクレンを追加。サイズは98cmで、超えるのは難しそうな個体だった。

98cmハクレンを仕留めた鳥養さん(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)

「まじか……」と焦る筆者。隣の野口さんにもアタリがあり、自分の短竿では分が悪いかもしれないと感じながらも集中力を高めてアタリを待った。

夕暮れ前にハクレン97cm野口さん(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)

本命ハクレンを確保

釣り開始から20分、筆者のウキにもサワリが出て、ド消しアタリでヒット! 引きはまさに本命で、荒川での経験を思い出しながらやり取りするが、杭に巻かれてしまう。

しかしここで逃すわけにはいかない。時間をかけて杭から外し、野口さんがタモ係となり見事キャッチ! 本命のハクレンである。

優勝候補ナンバーワンのハクレンを釣った(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)

計測すると驚異の99.5cm

長さが明らかにありそうだったので計測すると99.5cm。尾びれの測定次第ではメーターオーバーも期待できる個体だった。鳥養さんも驚いていた。持参した大型ビクにキープしてひとまず安心。

99.5cm・11.1kgと優勝に期待(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)

コイも記録を更新

すでに2魚種をキープしていたが、少しだけ竿を出すと再びド消しアタリ。今度も強烈な手応えで「また本命か!?」と思ったが、釣れたのは準本命のコイ。

鳥養さんも「大きいね」と声をかけてくれて、計測すると午前の個体より5mm以上大きく、73.5cm超え。コイは入れ替えてキープすることにした。

コイは75cm・5.5kgと入賞ライン(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)

この時点で十分すぎる釣果を得たため、20日の検量まで魚をキープすることに専念。鳥養さんからキープに関するアドバイスを受けつつ、談笑を楽しむ。

夜になりラーメンを食べに行き、それぞれの車で車中泊。キープ確認のため2時間おきにチェックし、合計4時間の睡眠を確保。

最終日も好反応

4時50分から軽く釣りを開始すると、アメリカナマズやダントウボウが連発し楽しめた。本命のアタリもあったが、掛けたもののバラしてしまい、時間切れで納竿。

アメリカナマズ(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)

検量・表彰式へ

運搬準備も完了し、自信を持って検量場所である潮来道の駅前・前川へと向かう。検量結果は、ハクレンが99.5cm・11.1kg、コイが73.5cm・5.5kgという上出来の釣果で、協会からも高評価を得た。

その後、川崎鯉路会の皆さんと談笑しつつ、表彰式に参加した。

検量場所でハクレンとコイを計測(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)

2部門で入賞!

筆者の成績はレンギョの部で優勝、鯉ウキの部で準優勝と、2部門で好成績をおさめてのW表彰となった。

ハクレンで優勝&鯉は準優勝(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)

多くの賞品、トロフィー、盾を手にし、釣り場やキープ方法、運搬までを考え抜いた結果が形になったことが嬉しかった。最高の結果を残せた大会だったので、また次回の参加も検討している。

ハクレンとコイのW上位入賞で嬉しい(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)

<なおぱぱ/TSURINEWSライター>

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