「油の温度」を“菜箸で”はかる簡単ワザ→「めっちゃ便利!」「知らなかった…」
「揚げものが苦手」「美味しく揚がらない」という方は、温度管理がポイント! 油の温度はちょっとしたコツをつかむと、温度計がなくてもはかることができるんです。ここでは、菜箸で油の温度をはかる方法をご紹介します。
揚げ物は温度が命!
揚げ物は、つくる料理によって適温が異なります。中までしっかり火を通したいメニューは「低温(150~160℃)」、オールマイティに使えるのが「中温(170~180℃)」、火の通りがよい食材や二度揚げにおすすめなのが「高温(180~190℃)」です。
温度管理をすると、失敗しづらく美味しい揚げ物ができあがります。油の温度をはかるのに、必ずしも温度計は必要ありません。木製の菜箸1本あれば十分です。
菜箸で油の温度をはかる方法
菜箸は先端を水で濡らしてから、水分を拭き取ったものを使いましょう。
低温(150〜160℃)
菜箸を油に入れて、5秒くらいで泡が出ます。静かに細かい泡が上がってきたら低温の目安です。
フライドポテトや鶏のから揚げ、大学芋など、火が通りにくい根菜や中までしっかり加熱したい料理に向いています。
中温(170~180℃)
菜箸を入れるとすぐに、箸全体から泡が出ます。細かい泡が止まることなく菜箸から出続けたら、中温の目安です。
メニューや食材を選ばす、オールマイティに使える温度。一般的な冷凍食品のほとんどは中温で調理できます。このほか、失敗しやすい天ぷらやかき揚げなども◎。
高温(180~190℃)
菜箸を入れて間もなく、大きめの泡が多量に出ます。勢いよく泡が上がったら、「高温」の目安です。
唐揚げを二度揚げするときや、火が通りやすい野菜の素揚げや魚介類のフライにもおすすめの温度です。
菜箸で油の温度を見極めるポイントは、「泡の出方」と「泡の大きさ」。目で見て分かるくらい違いがあるので、温度計を使わなくても油の温度が分かります。
今度揚げ物をするときは、メニューや食材に合わせて菜箸で温度をはかることにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア