1億3137万円追加 一般会計補正予算を発表 伊賀市
三重県伊賀市は5月29日、旧上野ふれあいプラザ(同市上野丸之内)の売買契約解除による返還金や納付された違約金を基金に積み立てる経費など計1億3137万円を増額する一般会計補正予算を発表した。5日開会の市議会6月定例月会議に提出する。
違約金は約5776万円で、公共施設最適化基金に積み立てる。契約を結んだ民間業者が工事完了期間を守れず、契約解除の執行を求めていた。市は予算成立後、売買代金721万円を民間業者に返還する。
市有財産管理経費では、民間提案制度で小学校11校や中学校、病院の13施設にある蛇口などに、ステンレス製節水器具を計974個取り付け、水道使用量を削減し維持経費の抑制を図るため2025年分のリース料約252万円を計上した。資産経営課によると、13施設の水道料金が現状で計約380万円かかるのに対し、節水効果の試算では年間で約15%減の計1万3500立方メートル、リース料を差し引いても年約130万円の経費削減ができるという。
他の主な事業は次の通り。
▼道の駅あやま(同市川合)の空調設備の取り替え工事費など交流促進施設維持管理経費=約3664万円
▼NIPPONIAホテルとして利活用している市所有の「旧栄楽館」(同上野紺屋町)の賃借人である「NOTE伊賀上野」が実施するひさし部分の修繕工事費1200万円のうち、国の補助金分を除く市の負担金約588万円