【西武】西口文也監督インタビュー 1軍昇格を果たした平沢大河選手への想いを語る
5月23日放送のライオンズナイターでは、ZOZOマリンスタジアムのロッテ―西武8回戦の試合前に、埼玉西武ライオンズの西口文也監督にインタビューした模様を放送した。滝澤夏央選手の故障、平沢大河選手への想いについて訊いた。
――攻撃面の戦術、継投タイミングの計り方など、采配を振るいながらの東北遠征に思えました。火曜日は盛岡(5月20日、対楽天5回戦)、1日を空けて木曜日は仙台(5月22日、対楽天6回戦)、2試合を戦ってみていかがでしたか?
西口「1勝1敗ということで、できれば2つ勝って帰りたかったです」
――日曜日のオリックス戦(5月18日、9回戦)から3試合連続で1得点にとどまっているなか、火曜日の楽天戦(5月20日、5回戦)で1勝を挙げています。初めてプレーをした球場(きたぎんボールパーク)で1対0の逃げ切り。あの1勝が持つ意味をどのように感じていますか?
西口「風は多少ありましたけど、本当に素晴らしい球場でプレーはしやすかったと思います」
――昨日(5月22日)、滝澤夏央選手が登録抹消となりました。左足の太ももに違和感ということで間違いないですか?
西口「そうですね」
――5月20日の楽天戦で先制の決勝打を放っていましたが、違和感を覚えたのはどのタイミングだったのでしょうか?
西口「本人も分からないと言っていたので、私たちも分かりません」
――試合後に報告があったのでしょうか?
西口「1日休みを経てですね。本人も不安がっていましたし、 報告の時も『休んだほうがいいんじゃないか』というところで、『それだったら登録抹消をしよう』ということですね」
――昨日はセカンドでスタメン出場をした児玉亮涼選手の起用が見事に的中しましたね。
西口「本当にいいところで打ってくれました」
――今日は平沢大河選手が1軍に昇格となりました。どの辺りを期待していますか?
西口「本来なら開幕戦は1軍というところだったのですが、腰痛で本人も悔しい想いをしたと思います。でも、今は問題なく100%でプレーができるということと、ファームでもしっかり取り組んでいましたし、悔しさを晴らしてくれたらと思います」
――今日の先発投手は與座海人投手です。2週間前に大宮で行われたロッテ戦(5月9日、5回戦)は、6回、被安打4、3奪三振、無失点でした。この素晴らしい結果を生み出せた理由はどこにあると思いますか?
西口「テンポもそうですし、投球のなかでいろいろ工夫をしてやってくれていたと思うので、その辺りがよかったんじゃないですか」
――昨シーズンよりも明らかにクイックモーションを入れていて効果的ですよね。
西口「ノーマルな投球だけでは抑えられないというところで、本人もいろいろ工夫をしてやってくれていて、それが結果として出ているので非常にいいんじゃないですか」
――牧野翔矢捕手も2週間ぶりの出場となります。大宮では與座投手が交代してもマスクを被り続け、1対0の勝利に導きました。あれは牧野捕手にとっても大きな経験だったんじゃないですか?
西口「そうですね。最後までマスクを被るなか、1対0で緊張したと思いますが、 いろんな経験ができたということは本人にとってもプラスじゃないですか」
――最後の1イニングを炭谷銀仁朗捕手に任せるパターンもあったかと思いますが、それを選択せずに牧野捕手に任せたのはどういった意味なのでしょうか?
西口「試合もいい流れだったというのもありますし、8回までしっかり牧野が投手陣を引っ張ってリードをしてきたので、最後まで牧野ということですね」
※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナウンサー