19団体が活動報告 区制100周年へ機運高める
保土ケ谷区による「100周年事業の活動団体」として登録している団体が日頃の取り組みを発表する交流会が2月27日に区役所で開かれた。
保土ケ谷区は2027年10月に区制100周年を迎える。区内の企業や団体の代表者らが出席し、記念事業などについて話し合う「保土ケ谷区制100周年事業実行委員会」が昨年4月に発足。区制100周年へ向けた機運醸成を図る取り組みの一環として、地域の団体同士で情報交換や絆を育む交流会を開催する運びとなった。
交流会には、子ども食堂を主宰する団体や多世代交流を促す団体など19団体が参加。「こども」「つながり」「魅力」のテーマごとに分かれて活動報告し、互いの発表について感想を述べ合った。終始和やかな雰囲気の中で行われ、参加者からは「初めて顔を合わす人が多く、新たな交流が生まれた」「活動のヒントをもらえた」などの声が上がり、手応えを感じたようだった。
交流会の企画に携わった区の職員は「100周年事業の活動団体として登録している20団体のうち19団体が参加し、盛り上がったと思う。区制100周年、その先を見据えたつながりを広げていただければ」と話した。
そのほか交流企画も
区内では今回の交流会に限らず、区制100周年へ向けてまちを盛り上げようとする活動が見られる。立場も年齢も異なる保土ケ谷の未来を考えたい人たち同士による「ほどガヤ会議」では、子どもの居場所づくりや親子が楽しく遊べる機会の創出について議論。「夏休みキッズイベント☆ほどがや2025(仮)」と題したイベントを今年8月に開催予定であり、さらなる地域交流が期待できる。
1月11日にほどがや地区センターで行われた保土ケ谷区賀詞交換会では、区民らの投票によって決定した区公式マスコットキャラクターが公表された。区の鳥であるカルガモをモチーフとしたキャラで、宿場町としての歴史をイメージした角笠と区のイメージカラー「ほどがやグリーン」の羽織の衣装とされている。羽織の胸元には区のマーク、袖には区の花であるすみれをイメージした模様があり、まちの個性をとらえている。
キャラをデザインした区内在住の足立はなさんは「カルガモのくちばしの形を笑って見えるように工夫した。今後多くの人たちに愛されるマスコットになってほしい」と期待を込める。