座間市長選 現新の一騎打ちへ 市議選は30人の激戦か
任期満了に伴う座間市長選挙と同市議会議員選挙(定数22)が9月15日告示、同22日投開票で実施される。市長選挙は、2期目をめざす現職の佐藤弥斗氏(54)に、元市議で新人の沖本浩二氏(64)が挑む一騎打ちとなる公算が大きく、市議選には32人前後が立候補を予定している=9月4日時点。
市長選
市長選に向けては今年5月に佐藤氏、7月に沖本氏が市内で記者会見を開き、出馬を表明した。
佐藤氏は、初当選した2020年に掲げた公約42項目のうち「7割にあたる30項目は実現できた」と4年間を総括。実現半ばの公約に加え、新たに「関係人口を増やす施策を強化したい」と再選へ意欲を語った。
沖本氏は、小田急相模原駅前のペデストリアンデッキ整備事業の凍結などを挙げ、現市政の政策決定プロセスの問題を指摘。「市民満足度に重点を置いた市政改革を推進する」と強調。8月5日に市議を辞職した。
市議選
立候補を予定している32人の内訳は現職18、新人14で、前回(2020年)の26人を上回る激戦となりそう。市議会の現職は欠員により21人で、うち須崎友康氏(無所属・1期)、上沢本尚氏(公明・5期)、安田早苗氏(同・3期)の3人が立候補しない意向を示している。
前回の市長選と市議選の投票率はいずれも45%で、当日有権者数は10万9085人だった。今年6月3日時点の選挙人登録者数は11万554人。