地方からの女性の流出が止まらない
地方から都市部への女性の流出が問題になっている。4月1日「長野智子アップデート(文化放送)」では、日刊ゲンダイ第一編集局長の小塚かおるになぜ地方から女性が流出してしまうのか語ってもらった。
小塚「石破さんが打ち出しているのが若者や女性に選ばれる地方。これは裏を返すと選ばれないから何とか選ばれる地方にしなくてはということですよね。女性の流出が色んな自治体で深刻な問題になっていて、男性以上に女性のほうが地方から流出しちゃうんですよ。なんでかというと大きく2つ理由があって、1つは男女間の賃金格差。ただでさえ地方と都市部だと賃金格差があるじゃないですか。地域間格差プラス男女間格差があるから本当に地方で働く女性は一番賃金が低くなっちゃうんです。もう1つのほうが大きい問題なんですが、地方での男女差別的な風土、要するに男性は仕事で女性は家庭とか、早く結婚して子ども産んでといったジェンダーバイアスっていうんですか」
長野「性別役割分担ってやつですね」
小塚「そうすると息苦しくなっちゃって、近所の人に見られてるし、仲の良い親戚だったりから『結婚しないの?』みたいに言われるのが嫌になって都市部に出てきちゃう。そういう土地柄みたいな問題も理由としてあるんです」