第70回沖縄全島エイサーまつり(2025年)&エイサーナイト|日程・見どころ・観覧情報まとめ
毎年旧盆明けの最初の週末に沖縄県沖縄市(旧コザ市)で行われる、全島エイサーまつり。 第70回となる今年は、2025年9月12日・9月13日・9月14日に開催されます。 この記事では、最新の全島エイサーまつりについて、日程や会場、チケット情報、観覧エリアの違い、見どころまで詳しくご紹介します。沖縄最大規模のエイサーの祭典を、今年も思いっきり楽しみましょう! 昨年の全島エイサーの詳細はこちら
全島エイサーについて知ろう
エイサーとは?
エイサーは沖縄県を代表する伝統芸能のひとつで、旧盆(旧暦の7月13日〜15日)の時期に祖先の魂を供養する目的で集落内を踊りながら練り歩く行事です。 太鼓を打ち鳴らしながら独特のリズムに乗って勇壮かつ華やかに踊る姿に、毎年多くの方が心を奪われるのではないでしょうか。地域ごとに振付や衣装、音楽に違いがあるところも見どころのひとつですよね。 各地域それぞれのエイサーのスタイルがありますが、太鼓を打ちながら踊る「太鼓エイサー」、軽快にステップを踏む「手踊り」、そして歌や掛け声とともに華やかに舞うスタイルが融合しています。さらに近年は、伝統を守りながらも創作的な要素を取り入れた「創作エイサー」も盛り上がっています。 エイサーは地域の青年会を中心に継承されており、沖縄の文化や地域コミュニティの結束を支える重要な存在といえます。
全島エイサーの歴史
「全島エイサーまつり」は、1956年に旧コザ市(現在の沖縄市)で初めて開催されました。当初は市民まつりの一環として始まりましたが、次第に規模が拡大し、現在では沖縄県内外から選抜されたエイサー団体が一堂に会する一大イベントへと発展しています。 1974年には「全島エイサーまつり」として独立し、現在では「エイサーのまち」として知られる沖縄市の夏の風物詩となっています。 エイサーの保存・振興を目的とし、伝統と革新が共存するこのまつりは、観光客だけでなく地元の人々にとっても重要な文化行事。2025年で70回目を迎える、歴史ある祭りです。
2025年の「全島エイサー」概要
2025年の第70回沖縄全島エイサーまつりは、9月12日(金)から14日(日)までの3日間にわたり開催されます。みなさんも一緒にカチャーシーをして盛り上がりましょう! 初日の12日には沖縄市の中心街・胡屋十字路からゲート通りにかけて、伝統的な「道じゅねー(練り歩き演舞)」が行われます。約18の団体が沿道を練り歩き、観客の間近で演舞を披露するこの日は、無料で観覧可能です。 中日の13日(土)は「沖縄市青年まつり」として開催され、地元沖縄市の青年会を中心に演舞が行われます。会場は沖縄市コザ運動公園陸上競技場で、芝生エリアからの観覧は無料ですが、ステージ正面のスタンド席は有料指定席となっています。 最終日の14日(日)は県内各地の選抜エイサー団体が集結し、沖縄全体のエイサー文化を一望できる圧巻のプログラムが披露されます。 夜には3日間ともにレーザー光線や花火による演出も加わり、まさに一日中お祭り騒ぎです!
チケット情報
会場となるコザ運動公園陸上競技場には、無料エリアと有料エリアの2種類があります。 無料で観覧できるのは、主に芝生エリアや一部スタンド席。ピクニック感覚で演舞を楽しめます!ただし、日差しや虫除け対策は必須です。 正面スタンド席には有料指定席が設けられており、ゆったりと座って演舞を堪能したい方におすすめです。チケットは前売と当日販売があり、座種ごとの料金は次の通りです。 ・SS席(最前列):前売4,000円/当日4,500円 ・S席(中段):前売3,300円/当日3,800円 ・A席(上段):前売2,000円/当日2,500円 ・B席(自由席):当日販売のみ1,500円(小学生以下膝上無料) 指定席のチケットは、沖縄市観光物産振興協会やコザ・ミュージックタウン、各コンビニ(ファミリーマート)やe+(イープラス)などで購入可能。オンラインでの座席指定もできるので、早めの予約がおすすめです。
会場へのアクセス
全島エイサーまつりのメイン会場は「沖縄市コザ運動公園陸上競技場」。 那覇市中心部から車で約1時間、沖縄自動車道「沖縄南IC」から車で約10分の場所に位置しています。公共交通機関を利用する場合、那覇バスターミナルから「沖縄市(胡屋)」方面行きのバスが多数運行されており、「中の町」や「胡屋」バス停で下車すれば会場まで徒歩圏内です。 まつり当日は周辺道路が混雑するため、時間には余裕を持って移動しましょう!
沖縄市コザ運動公園陸上競技場住所
〒904-0032 沖縄県沖縄市諸見里2丁目1−1 コザ運動公園内
駐車場
あり
主な出演団体
2025年の出演団体については正式発表前のため確定ではありませんが、例年出演している代表的な団体として以下が挙げられます。 どの団体も地域ごとの伝統を色濃く反映しつつ、音楽や太鼓のアレンジに個性があるエイサーを披露するので、それぞれにファンが付くほど大人気! ・沖縄市青年連合会(地元代表) ・知花青年会 ・越来青年会 ・美里青年会 ・登川青年会 ・泡瀬青年会 ・嘉手納町青年会 ・読谷村青年会 ・中の町子ども会
全島エイサーを思いっきり楽しむためのポイント
まず、日差しや熱中症対策は必須。9月の沖縄はまだ残暑が厳しく、昼間は気温が30度を超えることもあります。帽子や日焼け止め、水分補給用の飲料を用意しておきましょう。 会場には屋台や売店もありますが、混雑する時間帯は行列が発生するため、飲み物は事前に購入しておくのがおすすめです。 そして座席の快適さを求めるなら、早めの有料指定席の事前予約を。特にSS席やS席は人気が高く、売り切れることもあります。 写真や動画の撮影はOKですが、三脚の使用をはじめとする、ほかの人の視界を遮る行為はNG。SNSへ投稿する際も、映り込みなどに配慮しましょう。 全島エイサーまつりでは基本的に「小雨決行、大雨・暴風警報時は中止」となっています。当日の雲行きが怪しそうだったら、レジャーシートや防水クッション、雨具を用意しておくとよいでしょう。 あとは思いっきり楽しむだけ!みんなで一緒にカチャーシーを踊れば完璧です!
「エイサーナイト」で全島エイサーへの気分を高めよう!
沖縄の夏を象徴する一大イベント「全島エイサーまつり」。その熱気あふれる本祭に先駆けて、6月から始まるのが「エイサーナイト」です。 「エイサーナイト」は、エイサーの魅力を間近で体感できる絶好の機会。太鼓の振動、躍動感あふれる動き、そして地域ごとに異なるエイサーの表現が、夜のコザに鮮やかに浮かび上がります! なお、夜の開催とはいえ熱中症対策はマスト。水分補給を忘れずに楽しんでくださいね!
6月15日(日): 沖縄サントリーアリーナ
エイサーナイトは、沖縄サントリーアリーナから幕を開けます。 17時に開場、19時に演舞が始まり、5つの青年会が会場フロアで披露します。 出演団体は、以下の5団体の予定です。 ・沖縄市東青年会 ・沖縄市久保田青年会 ・沖縄市南桃原青年会 ・沖縄市山里青年会 ・沖縄市中の町青年会 各団体が約15分ずつ登場。スタンド席ではなくアリーナ床に直接座って観る形式なので、地鳴りのような迫力を体感できます! また、会場にはキッチンカーの出店もあり、飲食しながら演舞を楽しめます。観覧は先着順で無料、予約は不要です。
沖縄サントリーアリーナ住所
〒904-0034 沖縄県沖縄市山内1丁目16-1
駐車場
あり
7月6日(日):東南植物楽園
7月6日(日)には東南植物楽園が舞台となり、夏の植物に囲まれた自然豊かな会場でエイサーが披露されます。17時開場、19時演舞開始予定です。 出演団体は、以下の6団体の予定です。 ・沖縄市園田青年会 ・沖縄市嘉間良青年会 ・沖縄市登川青年会 ・沖縄市美里青年会 ・沖縄市越来青年会 ・沖縄市池原青年会 自然の中でエイサーを見るのも、普段とは少し違った特別な時間になること間違いなし。なお、入場には別途同園の入園料が必要です。 入園料(17時以降) ・大人(15歳以上)1000円 ・小人(4~14歳) 400円 ・3歳以下無料
東南植物楽園住所
〒904-2143 沖縄県沖縄市知花2146
駐車場
あり
8月10日(日) :沖縄県総合運動公園 陸上競技場前広場
総合運動公園での野外公演では、開放感に満ちた演舞が繰り広げられます。自然の風を感じながら迫力ある太鼓と手踊りは、迫力満載! 出演団体は、以下の5団体の予定です。 ・沖縄市泡瀬第三青年会 ・沖縄市諸見里青年会 ・沖縄市久保田青年会 ・沖縄市胡屋青年会 ・沖縄市松本青年会
沖縄県総合運動公園 陸上競技場前広場住所
〒904-2173 沖縄県沖縄市比屋根5丁目3-1
駐車場
あり