氷河期を生き抜いた生物の秘密から人類誕生のロマン! この夏は地球の神秘を〈国立科学博物館〉で知る、学ぶ、体感する「氷河期展 ~人類が見た4万年前の世界~」
国立科学博物館(東京・上野)では、特別展「氷河期展 ~人類が見た4万年前の世界~」を2025年7月12日(土)から10月13日(月・祝)まで開催する。本展では、ネアンデルタール人やクロマニョン人の実物の頭骨など、日本初公開となる貴重な資料の展示も予定している。
本展のアンバサダーに就任した、あばれる君は、福島県出身で社会科の中学、高校の教員免許を持ち、世界遺産検定1級も取得。サバイバルやアウトドアの知識も豊富だ。「厳しい氷河期を生き抜いた生物の秘訣はどこにあるのでしょうか!? 氷河期展のアンバサダーとしてその魅力と地球の歴史をたっぷり伝えていきたいです!!」とコメントしている。
また、今回公開する最新ビジュアルでは、展示の臨場感や氷河期の世界観をより直感的に感じられる構成へとアップデートされた。本ビジュアルは6月9日(月)より公式サイトや関連頒布物へ順次反映されている。また8月および10月の一部期間において、夜間開館の実施が決定している。
展覧会は3つの章で構成される。
第1章:氷河期 ヨーロッパの動物では、氷河期のヨーロッパ北部は氷床に覆われ、中央部に乾燥した草原地帯が広がり、「氷河期のメガファウナ(巨大動物群)」と呼ばれる大型の動物たちが君臨していたが、過酷な環境を生きた巨大動物とは一体どんな生物だったのか。そして、彼らの中で何が絶滅して、何が現代まで生き残ったのかを検証する。
第2章:ネアンデルタール人とクロマニョン人では、氷河期を生きたネアンデルタール人とクロマニョン人(ホモ・サピエンス)の実物の頭骨が日本初上陸する。ネアンデルタール人はがっしりした体格と強靭な筋肉を持っていたのに対し、クロマニョン人は比較的ほっそりした体格に長い手足を持っていた。同じ時代を生きていた両者。しかし4万年前までにネアンデルタール人は姿を消す。一体何が両者の命運を分けたのか、興味深い。
第3章:氷河期の日本列島では、南北に長く、多様な環境が広がっている日本列島だが、人類は最終氷期、約3万8千年前までには日本にわたってきたと考えられている。当時を生きた日本三大絶滅動物(ナウマンゾウ、ヤベオオツノジカ、ハナイズミモリウシ)などの動物たち、そして氷河期の日本列島での人類の暮らしはどのようなものだったのかを学べる。
特別展「氷河期展 ~人類が見た4万年前の世界~」
会期:2025年7月12日(土)~ 10月13日(月・祝)
開館時間:9:00~17:00(入場は16:30まで)
夜間開館:8月8日(金)~17日(日)、10月10日(金)~13日(月・祝)は19:00閉館(入場は18:30まで)
※常設展示は8月9日(土)~15日(金)は18:00まで(入場は17:30まで)
それ以外の期間は17:00まで(入場は16:30まで)
休館日:7月14日(月)、9月1日(月)、8日(月)、16日(火)、22日(月)、29日(月)
会場:国立科学博物館(東京・上野公園)
公式サイト:https://hyogakiten.jp/