『Check!!』小田原市議会 3月定例会 閉会 新年度一般会計は「一部修正」
小田原市議会3月定例会が2025年2月14日から3月25日まで開かれ、市は今年度の一般会計補正予算や条例の一部改正に加え、2025年度当初予算の議案を提出。各議案の審議と採決、市議による代表・個人質問などが行われた。
一般会計補正予算は総額59億540万2千円で、補正後の予算額は886億8696万7千円となった。代表・個人質問は8市議が行った。
市議から修正動議
今定例会では新年度の当初予算案についても審議が行われ、一般会計予算案が一部修正された。
市議から提出された修正動議は、分野別市民会議開催事業費(147万2千円)と主権者教育推進事業(104万2千円)の削除を求めるもの。分野別市民会議は既存組織との重複や公平性が担保できないこと等、主権者教育事業は市主導が望ましくない、既存の取り組みを強化すべきといった理由があがった。各修正案は賛成多数で可決され、それら部分を除く原案も可決された。
新年度当初予算は総額2171億8000万円で、一般会計(788億円)と特別会計、企業会計含めて過去最大規模。
加藤憲一市長は新年度予算案の考え方として、新たな将来都市像の実現に向け、必要な事業への積極投資と新たな取り組みの構築、持続可能な行財政運営を目指すとし、継続事業として「新病院建設」「水産市場再整備」など、新たな取り組みとして「地域コミュニティ推進」「地域支援型農業モデルの創出促進」などを上げている。