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アジング釣行で【信頼していないカラー】を使ってみた 渋い時にこそアリかも?

TSURINEWS

普段使わないカラーで入れ食いを体験(提供:TSURINEWSライター・松永一幸)

釣り場で「万策尽きた……」と立ち尽くすことが多い筆者は、今回の釣行でカラー選択に迷った時、「勝手に毛嫌いしていたカラー」を思い切ってチョイスしました。果たして、信じていなかったカラーがどんな結果をもたらしたのか。その選択が奇跡的な釣果につながったエピソードをご紹介します。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・松永一幸)

嫌いなカラーを使ってアジング釣行

皆さんは、アジングで使用するワームを、「釣れる」と噂される「カラー」をネット情報や店頭での口コミを頼りにチョイスして購入することが多いと思います。

しかし、偶然その噂のカラーに「四国で実績あり」と表記されていたら、「こっちでは釣れないかも」と誤解してしまい、購入リストから外してしまうことはありませんか?でも、「本当に釣れないカラー」なのでしょうか?

当日のタックル(提供:TSURINEWSライター・松永一幸)

鉄板カラーのローテーションでも反応無し

フィールドに着いたら、「水質」を確認し、「透明度」や「前日の天候」から、一投目の「カラー」をチョイスするのですが、当日の水質の状況としては通常より透明度があり、「クリア系にラメかな?」と判断できたため、「ふよう1.8inch」をチョイスしました。

しかし、反応はありません。

「もうアジの季節は終了なのか……」と諦めきれずに、カウントを増やし、いろんなレンジを探ってみます。

もちろん、「巻き」のアクションでは喰わないと苦言を呈されても、「ストップ&ゴー」のアクションも加え、できることは全て行います。

それでも無反応。

無反応のフィールド……(提供:TSURINEWSライター・松永一幸)

カラーを変えるも不発

潮流に変化が出てきたので、状況を転機と捉え、ここでカラーローテーションの2巡目として「ぱっしょんふるーつ1.8inch」を導入します。

カウント15を取り、ゆっくりとさびきながら、スローのスローで誘っていくと、微かなショートバイトが!ここに来てやっとの生命感。

しかし、乗せることができず試行錯誤してしまい、その僅かなリアクションに執着してしまったため、時間を大きく消費してしまいました。

ボウズの予感が、ただ立ち込めるだけです……。そこで悪あがきを試みます。

同色の「1.3inch」へサイズダウンを図り、ショートバイトを拾う作戦です。しかし、これが逆効果となり「無反応」に戻ります。

「釣果難民」に認定されました。

信頼していないカラーでまさかのヒット

こうなれば、もう「ヤケクソ」になってしまいます。「帰るか?」と頭をよぎりましたが、「そういえば、ガシラが爆釣したカラーがワームケースにあった!」と思い出しました。

「え?もしかしてこれの日?」と直感し、奥の手のカラーローテーションを試みます。「うーぱーるーぱー1.3inch」、君に決めた!

いつもは使わないカラー(提供:TSURINEWSライター・松永一幸)

すると、さっきまでの状況が嘘だったかのように、「カウント8」でヒットしました。浮いてきたのは、まさかの22cmの本命です。

しかも、丸々と太っています。

「カラーを間違えるだけで、こんなにも釣れなかったりするのか…」とカラー選択の重要性を重く受け止めました。

良型のアジをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・松永一幸)

信頼していないカラーで7連発の大成功

まるで、「場所が変わったのか?」と思うほどに状況が一変しました。中には、着水から放ったくり、ものすごい勢いで走るものも出る始末。

「そんなにこれが好きなの?」

静まり返るフィールドに、天変地異のような高活性が出てきたように感じました。「潮が動き出したのか?」とも考えましたが、タイドグラフで確認すると、潮が動くには微妙な時間帯で、そんな静かな夜に一人でドラグ鳴らしてしまい、なんかすみません……。

まさかの7連発となりました。

着水と同時にヒット(提供:TSURINEWSライター・松永一幸)

アジングのマナーを守って納竿

アジのラッシュで、「ツ抜け」を予感しましたが、血抜きのために水汲みバケツへ入れていたアジが、満員電車のように沢山になっており、「そろそろ潮時かな?」と感じてきました。

また、アタリも少しずつ遠のき、深夜から朝の時間帯に近づいたため、アジの居場所をサーチしてさらに数を追加することも可能でした。

しかし、アングラーのマナーとして釣り過ぎは良くないと判断し、ここで納竿としました。

最終釣果(提供:TSURINEWSライター・松永一幸)

信頼していないカラーにアタることもある

筆者のホームである上天草では、今回の突破口を開いた「うーぱーるーぱー」は、「ガシラ」が積極的に食って来る印象が強いため、ヘビーローテーションのカラーから外していました。

しかし、今回のように「そのカラーにしか反応しない」ケースがあることを知り、カラーバリエーションは豊富に備えるべきと痛感しました。

今後は、カラー選択の概念を再構築し、もっとトリッキーなチョイスも取り入れたいと感じました。皆さんも、たまには「変わり種」で勝負してみてはいかがでしょうか。

<松永一幸/TSURINEWSライター>

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