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紅白出場通算47回! 出したシングル138枚! 石川さゆりさん

TBSラジオ

ファッションデザイナー:コシノジュンコが、それぞれのジャンルのトップランナーをゲストに迎え、人と人の繋がりや、出会いと共感を発見する番組。

石川さゆりさん

熊本県出身。1973年3月25日にシングル「かくれんぼ」でデビューし、「津軽海峡・冬景色」「波止場しぐれ」「天城越え」など数々のヒット曲を世に送り出してきた、日本を代表する歌手。紅白歌合戦では47回出場という最多記録を更新中です。

JK:ドームでイチローさんの試合を一緒に見に行きましたよね、たしか。石川さゆりさんって着物のイメージがあるじゃないですか? でもスポーティだったから、可愛いじゃない?と思って。

石川:そうですね、「普段も着物着てるのかしら?」と言う方もいらっしゃるんですよ。そんなはずはないじゃん!って思うんですけど(笑)

出水:ジュンコさんのお宅にも伺ったことがあるんですよね?

石川:そうですね、ごはんをごちそうに。その後お客様テーブルじゃないところまで行って、ごちそうになりました。美味しかったです! 食器が異常なほど・・・どんだけの人が来るの?っていうぐらい、可愛いのがいっぱい!「持ってっていいわよ」って言われて、「じゃあこれとこれと・・・」って(笑)

JK:私お皿とかみるとムラムラっと来るのよ。これ以上買っちゃダメっていうのにムラムラっと来ちゃって、後から「置くところないわぁ」って。探してないんですよ、出会っちゃうの。地方に行ったり京都の朝市とか・・・絶対買わない!って言いながら、見つけちゃったら買う(^^) 1枚も増えられないっていうのに「まぁいっか」って(笑)どっちかっていうと重たいのを買っちゃうのよ。しょうがないから自分で持って帰るんだけど。

石川:とにかくタフ! 皆さんご存じだと思いますけど、アキレス腱を切ったときの回復の早さ!! 早いのか、強引に走っちゃうのかわからないですけど。

JK:いや、逆に「動いた方が回復が早いですよ」って言われたのよ。それを真に受けて。

石川:本当ですかぁ~? その元気の源は何ですか? その世代はみんなそう?

JK:そんなの関係ない。世代っていっても、いろんな人がいるからね。人と比べたらだめですよ。

石川:人と比べられないですよ! 不思議なことだらけ。こんなに自分でなんでもできちゃうと、旦那さんなんかいらないって感じがするじゃないですか?

JK:うちは女系だから、男の人に頼るっていう感覚がない。なんでも自分でやっちゃう。

石川:でもあんなにやさしい御主人がいらっしゃって。

JK:貴重なご意見! ちゃんと伝えないと(^^) 泣いて喜ぶわ!

出水:石川さゆりさんの部屋みたいになってますが(^^;) お2人は紅白歌合戦でもご一緒されてますよね。

JK:私が審査員をして、石川さんがトリでしたよ。その時の着物の美しさ! 最後にトリをやらないと終わらないのよ。でも最後の最後って時間かからない? 1日中いるみたいじゃない?

石川:でも大晦日の過ごし方もずいぶん変わりましたよね。以前は、一番忙しいときにはレコード大賞があって、テレビ東京の「年忘れにっぽんの歌」やって、紅白やって、一番最後に「ゆく年くる年」で歌うこともあって、4本掛け持ちした時はもうぐちゃぐちゃでしたね。

JK:そういう時は全部同じ歌を歌うんですか?

石川:違う歌を歌ってましたね。着物も着替えて。スタッフが前ノリしてお着替えも用意してくださって、もうダーッと着替えてバーッと・・・という感じでした。

JK:ギリギリで、途中でアクシデントとかありました?

石川:ありましたね。あるところへ行ったら草履がない! 草履がないことにはどうにもならないじゃないですか。他の方は着物じゃないから、三味線を弾いてる方に「すいません、草履を脱いでください!」と言ってお借りしたことがありました(^^;)

JK:私も千住博さんとTVで対談することになって、がんばって着物を着ようと思って。TV局で着せてもらうので全部持っていったんだけど・・・足袋を忘れた。

石川:ええぇ~!

JK:草履はあるのよ。忘れたんじゃなくて、主人の足袋を持って行っちゃった。もうブカブカで、もうサイアク! とにかく「足を映さないでください」って言ってね。千住さんと2人で歩いて席に座るんだけど、大股だけど見えるから、ちょこちこ歩いて・・・まぁ履いてないよりいいよねって(^^;)

出水:3月25日は石川さゆりさんの53回目のレコードデビュー記念日! おめでとうございます!

JK:53回ってことは53年ってことですか?

石川:そうですね。中学生からです。

JK:えっ、中学生?!

石川:同じころにデビューっていうと、山口百恵ちゃんとか桜田淳子ちゃん。あの頃ですね。「スター誕生」が始まって、みんな出てくる時でしたね。

出水:今まで出したシングルの数はどのぐらいですか?

石川:シングルは138枚!

JK:うわぁぁぁぁ! じゃぁ138全部歌えるってことね?

石川:A、B面と2曲ずつありましたから・・・B面もって言われると、私よりファンの方のほうが詳しいです。コロナ禍の時にすごく時間があったので、自分の歌をあらためて聞き直ししたら「こんないい歌があったんだなあ」って。

出水:さらに最新シングル「弥栄ヤッサイ」が発売中ですが、ユニークなタイトルですね?

石川:能登のキリコ祭りというのがあって、そこの暴れ祭りの掛け声なんですね。「イヤサカヤッサ~イ! チャサチャサチャサチャサ」って神輿を担ぐ。以前は先生方が作ってくださった曲を「ありがとうございます」って歌ってたんですけど、なかにし礼先生も、阿久悠先生も、吉岡治先生もみなさんいなくなっちゃった。自分はこれから何を歌ったらいいのかな、と思った時に、自分からこういうことをやってみたい、こういう発信をしてみたいということをやっていかないと、と思って。

JK:阿久悠さんは出せば100%ヒットしますよね!

石川:100%ではないにしても、阿久先生の作品は時代が見えるんですよね。阿久先生の歌詞を聞いてると「ああ、こういう時代だったな」って。「津軽海峡冬景色」だったら、風景も見えるし、自立していく女も。「さよならあなた/私は帰ります」って。あの頃ウーマンリブっていう言葉が言われてて、女性がちゃんと自分の言葉を言えた、そんなころの歌ですよね。阿久先生の歌詞はみんなそう。

JK:それってジーンときますよね。その辺の気持ちを掴むっていうのはすごいですよね、歌詞って。聞く方はその気になっちゃいますもの。

石川:詞と曲、骨と肉のボディの部分を私たちはいただくわけで。でも流れる血を歌い手が吹き込んでいかないと、身体は動かない。っていうのが私の歌のつくりなんだろうなって思うんですよね。

出水:9月9日(火)には東京JCOMホール八王子で、10月31日(金)にはティアラ江東でコンサートがありますが、どんなコンサートになりそうでしょう?

石川:アコースティックの小編成のコンサートと、フル編成のコンサートがあって、今ご紹介いただいた2本はフル編成のダイナミックなステージになります。逆に小さな、おとなりで聞こえてくるようなアコースティックな感じもいいなぁって。東京近郊でもやってます。でもアコースティックなので、1200~1300人ぐらいのホールでやるので、すぐ埋まっちゃう。フルは迫力があるので、両方楽しんでいただきたいと思います。

(TBSラジオ『コシノジュンコ MASACA』より抜粋)

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