「ミッキーがマイキーに」ネットでディズニー柄の靴下を購入した夫婦、届いた商品に苦笑(米)
数あるオンラインショップでも、中国発のオンラインマーケットプレイス「Temu(テム)」や「SHEIN(シーイン)」は低価格であるため様々な国で利用されている。しかし、中には顧客をガッカリさせてしまうような商品もあるようだ。アメリカ在住の夫婦が購入したディズニーのキャラクターの靴下は、あまりにも粗末で夫婦は笑うしかなかったという。英ニュースメディア『The Mirror』が伝えた。
再生回数1500万回以上! コピー商品だった靴下を紹介した動画はこちら
アメリカ在住のエミリー・ファーンストロームさん(Emilie Fernstrom)が8月31日、TikTokに動画を投稿したところ、多くの人を笑わせた。動画には、エミリーさんの夫ジョン・ファーンストロームさん(John Fernstrom)が登場し、オンラインマーケットプレイス「Temu」で購入したディズニーキャラクターがデザインされた靴下を披露している。
夫婦は近々、家族でフロリダ州にある「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」へ行く予定で、そのために靴下を購入した。しかし、届いた商品が期待していたものとはかけ離れていたため、夫婦は怒るよりも笑ってしまった。
ジョンさんはまず、シマリスのキャラクターであるチップ(Chip)の顔が足首あたりにプリントされた靴下を見せた後、その足裏部分のデザインを披露した。ところが、そこにはチップではなく“チブ(Chib)”とプリントされていた。
エミリーさんの笑い声が響く中、次にジョンさんはミッキーマウスがプリントされた靴下を披露するも、プリントされた名前はミッキー(Mickey)ではなくマイキー(Miikey)だった。この後も紹介する靴下には、ミニー(Minnie)がミムニー(Mimnee)、ドナルドダック(Donald Duck)がトネイド(Tonaid)、そして「くまのプーさん」に登場する小さなブタのぬいぐるみのキャラクター、ピグレット(Piglet)はなぜかビギート(Bigeet)となっていた。
ジョンさんは動画の中で、次のように説明している。
「ここにチップの靴下があるんだ。とても可愛いでしょ? でも裏返すと、これはチップじゃなくて“チブ”なんだ。あとミッキーマウスもいるんだ。ちょっとマヌケな感じだけど、それでもミッキーだと分かるよね。でも彼ら(販売店)によると、これはミッキーじゃなくて“マイキー”なんだ。次はミッキーの友達のミニーだよ。彼女は素敵だよね。おおっと! ミニーじゃなく“ミムニー”だったよ。」
動画は「Temuで購入する際は注意してください」と言葉が添えられており、これまでに1500万回以上の再生回数を記録した。単純にスペルミスなのか、それとも意図的なものなのかは不明だが、あまりにも粗末なコピー商品にユーザーからはこのようなコメントが寄せられた。
「これがTemuで買い物する醍醐味なのよ。私はペプシ(Pepsi)の靴下を買ったら、ピーピ(peepi)って書いてあったわ。今ではこれが私のお気に入りなの。」
「まさにTemuで買う理由はこれよ! 払った金額がたいしたことないからね。ほとんど期待していないけど(笑)」
「これは本物のディズニーの靴下より最高だわ!」
なお英ニュースメディア『The Mirror』では、Temuに問い合わせたところ、同社の広報担当者から「この商品のページは削除しました」と回答があったことを伝えている。
さらに同社は、「知的財産権(IP)の保護を優先しており、他のブランドを模倣した商品を定期的に削除している」として、次のように説明した。
「Temuはサードパーティーである販売者が直接、消費者に商品を提供するマーケットプレイスです。各商品はそれぞれの販売者によって管理されていますが、同社は販売者に対してそれぞれの市場に関する基準を遵守するように求めています。当社は設立以来、知的財産権の保護を優先し、ブランド企業や著作権所有者からの意見に基づいて多大な投資をして継続的な改善を行ってきました。」
「著作権侵害の報告を受けた場合、当社は早急に調査して商品ページを削除し、重大な違反があった場合には、販売者のアカウント停止を含む断固たる措置を講じます。」
画像は『Emilie TikTok「Be careful when ordering from Temu…」』より
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)