<サッカー静岡県高校新人戦決勝コメント>決勝点のMF佐々木雄基「静岡学園の10番には責任がある」
>>>静岡学園が3-2で磐田東に逆転勝ちし2年連続頂点に。MF佐々木雄基のゴールが決勝点に
サッカーの静岡県高校新人大会は1月26日、藤枝市民グラウンドで決勝を行い、静岡学園が3−2で磐田東に逆転勝ちして連覇を達成しました。
両チームの監督に話を聞きました。
新人戦で指揮を執る静岡学園の斎藤興龍部長
「立ち上がりはバタバタして心配したが、時間がたつにつれて少しずつ自分たちのテンポを作り出せた。連覇にチャレンジしていたし、シーズン始まりの勢いづけとして優勝できたことはよかった。(前半終了間際に獲得した)PKもしっかり決めなければいけないし課題は残るが、試合を経験することで少しずつ成長できているのでは。4月のプレミアリーグ開幕につなげていきたい。
(U-17日本高校選抜候補合宿に参加している)篠塚や有竹にとっても、この優勝は刺激になるだろう。戻ってくればまたグレードアップできるかもしれないし、戻ってきても試合に出場できないかもしれない。また競争させていきたい」
静岡学園の決勝点を決めたMF佐々木雄基(川崎フロンターレU-15出身)
「(失敗した前半終了間際のPKは)自分としては相手の逆を突いたと思ったが、ギリギリを狙いすぎて外しちゃいました(笑)絶対に決めたかった。(決勝点は)絶対に取り返さなきゃと思っていたので決めることができてよかった。
優勝はうれしい面と悔しい面がある。自分ももっとできたし、みんなもまだできると思う。ミスもあるし、守備の切り替えも遅い。プレミアリーグになればもっと求められると思う。これからの練習で高め合っていきたい。静岡学園の10番は責任もあるし、魅せなきゃいけない部分もある。自分が引っ張ってチームを勝たせられるような選手になりたい」
静岡学園の同点ゴールを決めたDF吉田俐軌(セレッソ大阪西U-15出身)
「提坂からいいボールが来たので、ボールが空中にある間にいけると思って、思い切りいった。(失点につながるミスをしていたので)ほっとした。
全部タイトルを取るという目標があって、一つ取れて次につながってよかった。(4月開幕の)プレミアリーグは高校年代の強豪ばかり。初戦から勝てるように取り組んでいきたい」
磐田東の山田智章監督「新人戦、大きな収穫」
「チームとして全体的にはよく頑張っていた。先制できたのは良かったが、失点の仕方が悪かった。(1失点目の)セットプレーも不用意なファウルだったし、後半の2失点も同じような形で反省すべき点だった。
粘り強い守備はできていたが、守から攻につなげるところも大きな課題。奪った後の1本目のパスの成功率が低い。慌てずにうまくつなげることができれば大きなチャンスになるし、相手がボールを保持する時間も多少は削ることもできるが、相手の強度が一枚も二枚も上だった。
いい勉強になった。高い位置でプレスを掛けることはこれからも続けていく。新人戦で6試合やれたことはチームにとって大きな収穫。春のリーグ開幕、夏の総体、冬の選手権に生かしていきたい」