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四日市市長選へ元市議の伊藤昌志さんが立候補の意思を表明、市民税5%減税やお買物券給付掲げる

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四日市市長選へ立候補の意思を表明した伊藤昌志さん=四日市市諏訪町

 11月17日告示、同24日投開票の三重県四日市市長選に、元市議の伊藤昌志さん(54)が11月6日、無所属で立候補する意思を表明した。市街地再開発や新図書館の事業の進め方に問題を感じるとし、箱物などにかける費用を民生施策に回すなどお金の使い方を変えるとした。地方交付税の不交付団体になっている市の豊かさを市民に還元するため、市民税の5%削減をし、市の経済振興のために全市民にお買物券5000円分を支給、市長の給与は50%カットするとした。

 伊藤さんはこの日、市政記者クラブで報道各社の質問に答え、「今の市政をよしとしない方々の声を聞き、自ら意思を決めた。新図書館では、ずっと前に計画された事業の実現に時間がかかって費用が上昇し、結局、計画が白紙になり、そのうえ、市民に何の説明もなく次の候補地に進んでいる。ハーフマラソンの検討も時間をかけたが出来なかった。今のままでは、子ども世代に借金を残すことになりかねない」などと話した。

 新図書館はデジタル化の時代に合わせて形態を考え、費用を節約し、ほかの施策に回したいなどとした。市民税5%減税とお買物券については、「ふたつ合わせても支出は30億円程度だと見込んでいる。四日市は税収があり、余裕があるのだから、今は市民の生活や市の民間経済が回るような金の使い方を考えるべきだ」などと語った。お買物券は四日市市内で市の事業者のところでのみ使える形にしたいという。

 このほか、教育完全無償化、待機児童解消、意見を再集約しての中心市街地再編、スポーツ・文化・健康づくり活動支援などを訴えるという。

 伊藤さんは10月の衆議院選挙に日本維新の会から立候補したが落選し、現在は党の役職などからは退いているという。2016年の市長選挙では告示日直前に立候補を断念した経緯がある。

 市長選には現職の森智広さん、元市議長の小川政人さんも立候補の意思を表明している。

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