モノを溜めない具体的なコツ?溜まりすぎたモノとサヨナラ!手放し上手になる方法【魔法のように片付く家事のタイパ】
こんにちは! 整理収納アドバイザーの親富祖(おやふそ)いつみです。 今回は、多くの方が抱える【モノが手放せない】という悩みについて、実践的なアドバイスをお届けします。 お片付けの本質は、単なるモノの処分ではありません。 大切なモノ、必要なモノを選び取り、自分らしい暮らしを作り出すことにあるのです。 「いつか使うかも…」 「まだ使えるし…」そんなふうに悩んでいたこと、私にももちろんあります! (今でもあります…)でも、なぜ使わなくなったのでしょうか? そこには必ず理由があるはずです。 そして、なんとなく持っているモノに対して、 「いつか使わなきゃ!」 と心のどこかで思い続けてしまい、 手放せずにストレスを感じてしまうこともあります。 思い切って手放してみると、 部屋がスッキリ! そして気持ちもスッキリ! そんなことがあるかもしれません。もちろん、無理に手放す必要はありません。 少しずつ向き合うことで、心が軽くなることも♡「気づいたらモノが増えている」 「もったいなくて手放せない」そんな方でも、「これならできそう!」と思っていただけるような、具体的なコツをご紹介します。
収納術その1・手放す心の準備から始めよう
モノを手放すことへの抵抗感は、誰もが持っている自然な感情です。でも、その気持ちと上手に向き合うことで、より快適な暮らしへの扉が開きます。
自分を知る ~あなたのモノ持ちパターン~
皆さんの家にはどの様にモノが溜まりがちでしょうか? 【よくあるパターン】 ・ついつい購入してしまい家に入るモノの量が多いタイプ ・もったいないからと手放すのが苦手なタイプ ・購入もする、手放しも苦手なWパンチタイプ ・「いつか使うかも」と不安で持ち続けるタイプ 片付けが苦手な方は自分がどんなモノの持ち方をしているのか知っているといいですね。
自分を知る ~モノ持ちパターンごとの処分策~
【それぞれの対策例】 ・購入が多い方:1つ買ったら1つ手放すルールを設定 ・ストック重視の方:収納場所を決めて、そこに収まる量を守る ・もったいない派の方:リサイクルショップや寄付の活用 ・不安な方:3ヶ月使わなかったものを別の場所に移動して様子を見る つい購入してしまう方は1つ買ったら1つ手放す様にルールをつくってみましょう。 なくなった時が不安でストックを多く持ってしまいがちな方は場所を決め収まるだけの量にしましょう。もったいないと手放すのが苦手な方はリサイクルショップに持って行く、寄付をするなど使ってくれる方を見つけましょう。 ゴミとして処分すると思うともったいないと感じるかも知れませんが、使ってくれる方がいるとモノも喜んで気持ちも晴れやかになりますね。購入もして手放すのが苦手な方も1日1つだけ手放してみる、5分だけ片づけてみると手放す練習となりよいですね!
収納術その2・デジタル時代の新しい手放し方
【デジタル化で解決できるもの】 ・大切な思い出の品:写真に収めてデジタル保存 ・子どもの作品:作品集として写真アルバムを作成 ・書類:スキャンしてクラウド保管 ・CD/DVD:データ化して省スペース化 期限が切れた食品は手放しやすいですね。 同様に他にもサイズアウトした子ども服も賞味期限が切れているのと同じ。写真に収めて思いでとしてデータで残すことも可能です。 壊れてしまったモノ、読まなくなった本、聞かなくなったCDやDVDなど。愛着が勝るような場合も、思い切ってデータ化で省スペースに! 今の自分にとって無くても大丈夫なモノからはじめましょう。まずは手放しやすいモノから片づけてみましょう。
収納術その3・手放し上手の溜め込まない習慣
【即処理する習慣をつける】 ・ポストに入ったDMやチラシ ・学校からのお便り ・試供品 家にモノが溜まる理由として「後でやろう」と溜め込んでしまうモノはありませんか? 例えばポストに入ったDMや学校のお便り、試供品など気づかないうちに溜まってしまいがちです。このようなモノは入ってきたらすぐに処理をしてしまいましょう! 後回しにしていてもいいことはありません。家に入ってきてすぐに処理をすると溜まることはなく、その日のうちに判断をしてしまいます。
収納術その4・手放し上手の保管と配置の工夫
無駄なものを手放したら、次は、必要なものの保管方法に着手しましょう。具体的な例とともにご紹介致します。
使用頻度で収納場所を分ける
例えば、我が家ではテレビ周りに溜まりがちなほこりをサッと掃除できる様にハンディワイパーはテレビ裏に収納、年に数回しか使用しない窓掃除の用具は玄関奥、使用頻度に応じて収納場所を分けたところ、必要な時にすぐ取り出せるようになり、家事の効率が格段に上がりました。
季節品は別収納にまとめる
季節のイベントを彩る装飾等は、別収納で。クリスマスツリーや電飾、オーナメント類は「クリスマス用」の専用ボックスに。ハロウィンの装飾品や雛人形、こいのぼりなども、それぞれの季節の装飾品用ボックスを用意することで、シーズン到来時にスムーズに飾りつけができます。また、これらの季節装飾品は使用頻度が年1回と限られるため、収納場所は押入れの上段や納戸など、日常的な生活空間からやや離れた場所を選ぶと良いでしょう。ただし、あまりに取り出しにくい場所だと、しまい忘れや出し忘れの原因になるため、ご自宅のなかでも程よい場所に保管するのがおススメです。
思い出の品は特別な場所に大切に保管
思い出の品は人それぞれ、形も大きさも保管したい理由も様々です。学生時代の卒業アルバム、結婚式の写真や招待状、仕事での表彰状、趣味で参加したイベントの記念品、大切な人からもらった手紙やカード、子どもの描いた絵や工作など。これらは単なるモノ以上の大切な思い出が詰まっているからこそ、適切な保管方法で長く残していきたいものです。大切な思い出の品々は、日常的に目に入る場所に飾って楽しむものと、しっかり保管して必要な時に取り出すものに分けると良いでしょう。例えば、リビングの飾り棚に思い出の品を少し展示し、定期的に展示物を入れ替えることで、その時々の気分で思い出を楽しむことができます。
収納場所を決める際のポイント:
・湿気やカビの心配が少ない場所を選ぶ ・直射日光が当たらない場所で保管 ・温度変化の少ない場所を確保 ・取り出しやすく、かつ安全な場所に保管 ・家族で共有の思い出は、みんなが知っている場所に 定期的に状態をチェックし、必要に応じて保管方法を見直すことで、大切な思い出を長く残すことができます。時には昔の思い出に浸りながら、不要になったものは写真に収めてデータとして残すなど、これからも増えていく思い出の品々を整理しながら、大切に保管しましょう。生鮮食品を買ったらすぐに冷蔵庫へ入れますよね? それと同じように、書類や購入したモノもすぐに定位置に保管しましょう。大切に保管しておきたいのにどこにあるか分からない。買ったはずのモノをどこに置いたか分からない。そんなことが起きないように後回しにしない習慣をつけましょう。
収納術5:手放し上手な新しい循環作り 〜モノの出口を知る〜
本当はスッキリ暮らしたいのに中々スッキリしないそんなお悩みの方も多いと思います。使わないのに持っているだけのモノがたくさんないでしょうか。 使わない理由はなんでしょう。 ・もったいない ・思い出が詰まっている ・手放してしまうと不安 本当に使いたいと思うのであれば使った方がモノも喜びます。 ・もったいない → 誰かに活用してもらえる方法を探す ・思い出が詰まっている → 写真や思い出ノートとして残す ・不安 → 1カ月または3ヶ月ルールで様子を見る モノには使う目的があります。同様に手放す理由がはっきりしていれば手放しやすいかもしれません。 ・使ってくれる人がいる ・リサイクルショップで買い取ってくれる ・回収スポットに持っていける
それでもやっぱり悩むモノももちろんありますよね!私は無理に手放す必要はないと思います。しかし、いつも使う使いやすい場所に置く必要はないので、邪魔にならない場所へ保管しておきましょう。時間がたてば「やっぱり使わなかった」「無くても大丈夫だった」と気づくかもしれませんね。
手放し上手なコツ・まとめ
今回は手放すコツをお話ししました。 毎日を快適に過ごすためには、時には思いっ切って判断する強い意志が必要になりますがこれからの自分や家族の暮らしをイメージし、モノを選びとってくださいね。 我が家も決してモノが少ないわけではありません。モノを減らすことは目的ではありません。大切なのは、自分らしい心地よい暮らしを作ることです。。 少ないモノでスッキリした暮らしを目標にはしていますが、ミニマリストになりたい訳ではありません。モノの購入の仕方、暮らしの動線を見直し今の自分や家族に必要かを考えてモノを選びとっています。 やみくもに減らすのではなく、モノと自分の関係を見つめ直すことで、より豊かな暮らしが実現できるはずです。一度にすべてを変える必要はありません。小さな一歩から始めて、ご自身のペースで心地よい暮らしを作っていってください。 空間も時間も、自分らしく使える暮らしを、一緒に作っていきましょう。