弥生時代に想いを馳せて―徳島県出土の銅鐸を展示 南あわじ市滝川記念美術館 玉青館 夏季特別展「銅鐸礼賛」南あわじ市
淡路島の南あわじ市滝川記念美術館玉青館で、7月6日から9月16日まで夏季特別展「銅鐸礼賛-地宝を訪ねて 徳島-」が開催されます。
同館は、淡路島出身で日本南画界の第一人者・直原玉青画伯の絵画を集めた現代南画の美術館。南あわじ市を中心とする歴史的・文化的資料の展示も多くされていて、2022年からは、2015年に同市内で発見された「松帆銅鐸」7点の常設展示も行われています(夏季特別展期間中は5点のみ展示)。
各地の銅鐸を紹介する夏の特別展示「銅鐸礼賛」シリーズ第2弾として、今年は徳島県出土の銅鐸を展示。弥生時代の辰砂(硫化水銀)採掘遺跡として名高い若杉山遺跡から出土した精製道具も展示し、弥生時代の祭りの在り方に迫ります。
また、同館では7月~8月にかけて、様々なワークショップを開催。南あわじ市にゆかりのある銅鐸や銅剣等のミニチュアをつくる「ミニチュア鋳造体験」をはじめ、銅鐸をデザインとした雑貨類を作るワークショップやイラスト講座など、楽しいコンテンツが満載です。
ワークショップの申し込み締め切りは7月1日ですが、それ以降も空きがあれば申し込みが可能。詳細は玉青館まで問い合わせてください。
<記者のひとこと>
南あわじ市松帆西路にある美しい美術館・玉青館。歴史資料の展示もすばらしく、「松帆銅鐸」7点がずらりと並ぶ光景は圧巻です。池のほとりにある美しい同館は、周辺の自然も豊か。しばし遠い昔に想いを馳せるのに、とてもステキな場所だと思います。
開催期間
2024年7月6日(土)~9月16日(日)
場所
南あわじ市滝川記念美術館 玉青館
(南あわじ市松帆西路1137-1)
開館時間
9:00~17:00(入館受付は16:30まで)
休館日
月曜日(祝日の場合は翌日休館)
特別入館料
大人500円、大学・高校生 300円、小・中学生 150円
TEL
0799-36-2314