「コウモリを放て、コウモリを放て、痛いに決まってる」40秒予告編解禁『バースデイ・パーティ/天国の暴動』
ボーイズ・ネクスト・ドア改め〈バースデイ・パーティ〉の軌跡を追ったドキュメンタリー映画『バースデイ・パーティ/天国の暴動』の40秒の日本版予告編が解禁となった。
音楽を極限へと追い込み、不滅を手に入れ自滅へと突き進む
この度解禁となったのは予告編第2弾。『RELEASE THE BATS』が鳴り響く冒頭、“RELEASE THE BATS”のテキストと共に「コウモリを放て、コウモリを放て、痛いに決まってる、100匹もスカートの中にいる、痛いに決まってる」という歌詞から始まる。
40秒という短い時間の中に攻撃的な圧巻のライブパフォーマンス映像を詰め込み、その衝撃は観る者を圧倒。バンドが躍進しつつも世界に順応できず、自滅へと突き進む様を垣間見ることができる。
フラストレーションの儀式的な劇場
オーストラリアのシンガーソングライターで作家、脚本家、画家、俳優としても知られるニック・ケイヴが
70 年代、人生で初めて組んだバンド、ボーイズ・ネクスト・ドア改め〈バースデイ・パーティ〉の軌跡を追ったドキュメンタリー映画『バースデイ・パーティ/天国の暴動』。
バースデイ・パーティが人々に与える芸術的苦痛は驚愕だ。つまり、ライヴを通じて感情を駆り立てる意志の衝動。彼らのパフォーマンスは、まさにフラストレーションの儀式的な劇場であり、疲労と絶望しか残らない生々しい音の寄せ集め。人間のエネルギーの核心にある恐ろしい空虚さが、ここで到達点を迎えている。
『バースデイ・パーティ/天国の暴動』は4月25日(金)よりシネマート新宿にて、ほか全国順次公開