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東神楽町・花咲く小さな丘を墓標にした「ガーデニング合葬墓」

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東神楽町・花咲く小さな丘を墓標にした「ガーデニング合葬墓」

大雪山連峰の山々を背景に、広がる青空と農村の風景。旭川空港から車でわずか10分、東神楽町(ひがしかぐらちょう)の自然豊かなこの場所に、季節を通して色とりどりの花々が咲く小さな丘があります。ここは、花咲く小さな丘(ガーデン)全体を墓標に見立てた「ガーデニング合葬墓」。令和4年(2022年)10月に誕生しました。

 

植栽された花は、馴染みのある鮮やかな一年草からナチュラルに咲く宿根草まで、約70種1万株。季節とともに変化する花の彩りや、風のそよぎや空の色、木々は緑から赤や黄色に色づいて、いつ訪れても癒される、その時々の風景が広がっています。
最愛の故人(ひと)だけでなく、集まる家族も癒される場所。豊かな自然と咲く花々が、思い出や心をつないでくれます。

東神楽町の「ガーデニング合葬墓」が注目を集めている理由は、
●自然豊かな素晴らしい環境
●四季を感じるガーデニング文化を取り入れた供養の場所
●旭川空港から車で10分の利便性
●安定した運営と永続的な管理 …など。

 

利用できるのは東神楽町民だけでなく、道内各地からはもちろん全国からも、最後の『ふるさと』として選ぶことができます。

自然豊かな環境の中にある「東神楽町ガーデニング合葬墓」。ガーデンのように、季節の花が咲き続いていく小さな丘が墓標となっている

ガーデニング文化を感じる合葬墓

東神楽町ガーデニング合葬墓は、「花のまち東神楽」らしいガーデンを墓標に見立てたお墓です。自然や植物に囲まれて、その成長を見守るよころびや癒し、環境との穏やかな調和など、ガーデニングの文化を感じられるのが特徴です。
季節の中で移ろう花を眺めながら、ゆっくりと園路をまわったり、ベンチに座って過ごしてください。

ガーデンの構成

ガーデンの構成。①~⑩の各エリアの詳細を以下にご紹介

① 献花台

献花台には、東神楽の出土石を使用しています。面持ちの美しい石を選んで一つ一つ山から集めて丁寧(ていねい)に積み上げたもの。手作業で積んだ石に、優しさと温もりを感じられます。御影石の台の上に、お花などをお供えしてください。(お参りの後は、お持ち帰りいただきます)

手作業で丁寧に石を積み上げた献花台。背景には季節の花々が咲く

 

② フウチ・グラスの流れ

献花台の背景に、水の流れのようにそよぐ植物。水が沸き出てくるようなイメージで風知草(フウチソウ)を植えました。小さなフウチソウが、一つの大きな流れとなるようにデザインしています。

フウチソウはまだ小さいけれど、年々大きく育って水の流れのようにそよぐ
花壇の後方にグラス類(イネ科植物など)が風に揺れる

 

③ 宿根草の丘
高さ1.8mほど、ゆったりと傾斜をつけた小さな丘には、季節ごとの花々が咲き続いていきます。1日1日と変わっていく景色の中、ゆったりと過ごすことができます。

宿根草の花が、季節を追って次々と咲き続いていく

 

④ 感謝の道
丘へと進む入り口に、自然石の乱形石を敷き詰めた道を設けました。一枚一枚違った風合いの石を職人の手で張り合わせ、花の少ない時期にもさみしくならないよう工夫しています。横に広くゆったりとしたストロークで少し緩やかなカーブを描き、花を間近に感じることもできます。

風合いの異なる石を敷き詰め、感謝の道の入り口を明るく装う

 

⑤ リラクシング・スペース
お参りの後にひと休みできる場所。夏場は朝夕が過ごしやすく、ベンチに座って大切な思い出の人を想ったり、近くに緑や花を感じながら時間を過ごすのもよいでしょう。

お参りに寄られた後に、ひと休みしていく方も多い

 

⑥ 納骨スペース
献花台からは見えませんが、丘の上に納骨することができる場所があります。埋蔵後はほかの方の遺骨と混在するため、取り出すことはできません。

花々に囲まれた丘の上。納骨スペース(カロート)と納骨用台車

 

⑦ 一年草花壇
ガーデンの中には、一年草のエリアが2カ所あります。宿根草の花々に混じって、鮮やかな花色が引き立って見えます。6月からは安定して、たくさんの一年草の花が出迎えてくれるでしょう。

6月から秋遅くまで彩りを絶やすことなく咲き続ける。写真は秋の様子

 

⑧ 芝生の休憩スペース
風を感じながら、そよぐ花になった気分で休憩することができます。ベンチに座って、ゆっくりとお過ごしください。青空の中を飛んでいく、旭川空港からの飛行機を眺めることも。

そよぐ花々に囲まれた芝生の休憩スペース(ハグの木側から見た風景)

 

⑨ ハグの木
合葬墓の横に添えたハグの木は、360度どこからでも抱きしめてください。大地が育む生命力や、空に向かって伸びる樹木の息づかいを感じられるでことしょう。年々大きくなる幹を、毎年抱きしめて実感してみてください。

ハグの木。その存在感は誰かが見守ってくれているかのよう―

 

⑩ 墓誌
墓誌には、故人名を彫刻した銘板を設置することができます。

 

また、花咲く丘(ガーデニング合葬墓)の向かいには青々とした芝が広がる「芝生墓所」もあり、合葬墓とは形態が異なり個別に利用することができます。ゆったりとした空気感の中、個々のお墓にお花を添えて大切な人を想ってください。

丘の向かいに広がる芝生墓所
個別に利用できるお墓
夕暮れ時の美しい風景

ガーデニング合葬墓は誰でも訪れて、周囲の自然と咲く花々に囲まれて癒しや安らぎを感じられる空間です。そして、故人とご家族、大切な人がここでまた心をつなぐことができる場所―。

【お問合わせ】


東神楽町ガーデニング合葬墓・芝生墓所

東神楽町くらしの窓口課
電話:0166-83-5402(直通)、0166-83-2111(代表)
住所:〒071-1592 上川郡東神楽町南1条西1丁目3番2号 東神楽町複合施設はなのわ1階

東神楽町ガーデニング合葬墓・芝生墓所は、東神楽町民に限らず、道内各地・全国からもお申し込みいただけます。

※ガーデニング合葬墓は、樹木葬とは異なります。

 

東神楽町ガーデニング合葬墓には、花を愛する人たちが携わっています。

花咲く小さな丘のガーデン(お墓)をデザイン・植栽プランを担当した旭川市内の造園会社(いずみガーデン)の和泉玲実さん、そして丁寧な職人の皆さん。ガーデニング合葬墓の計画段階から関わり受付窓口を担当する東神楽町くらしの窓口課 環境生活係の渡辺崇文さん、日々の花の手入れは専門のガーデナーが担当しています。

いずみガーデン 和泉玲実さん(左)と、東神楽町くらしの窓口課の渡辺崇文さん(右)
花の手入れを行なう専門のガーデナー

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