【 すっぱすぎない酢のおかず 2種の万能うま酢 まろやかな白 】 白うま酢/ゆでレタスのオイスタービネガーかけ
夏はさっぱりした味が食べたくなるし、健康面を考えても、もっと酢を食卓に取り入れたい! とはいえ、すっぱいのは苦手という人も多いはず。そこで、すっぱすぎない酢のおかずを紹介します!
砂糖を多めにして“まろやかすっぱ”を目指しました。スッキリしていて、和・洋・中どんな料理にも使いやすい。定番の酢の物やサラダはもちろん、肉料理にも合います。
【レシピ】白うま酢
1 ホウロウ製かステンレス製の鍋に昆布以外の材料を入れ、強火にかける。煮立ったら強火のまま6分間煮詰める。
2 火を止め、昆布を加えてそのまま冷ます。冷めたら昆布を取り出し、清潔な保存瓶に移す。
[全量520kcal 調理時間10分(冷ます時間は除く)]
●保存期間 冷蔵庫で1か月間
煮詰めたあとに昆布を加える!
酢を煮詰めることで、酸味をとばします。さらに昆布を加えると、昆布の風味とうまみでよりまろやかな味わいに。昆布を一緒に煮たり、長く漬けたりするとくせが強く出すぎるので、火を止めてから加え、保存する前に取り出しましょう。
白うま酢にひと味プラスすると、レパートリーはさらに広がります! オイスターソースのコクがありながらも、さっぱりした、深みのある味わいになります。
【活用レシピ】ゆでレタスのオイスタービネガーかけ
1 レタスは大きめにちぎる。Aは混ぜ合わせる。
2 鍋にカップ5の湯を沸かし、塩小さじ1、ごま油大さじ1を加えて強火にする。レタスを加え、10秒間ほどゆでてざるに上げ、水けをきって器に盛り、Aをかける。
[1人分25kcal 調理時間5分]
【教えてくれた人】髙山かづえ(たかやま・かづえ)
料理研究家。ワインソムリエ。手軽につくれて、確実においしいレシピが大人気。それは、徹底した試作と探究心によるもの。今回も自宅が“甘ずっぱい”香りになるほど試作を重ね、どんな料理にも合う「うま酢」にと調整を重ねてくれました。
撮影・宮濱祐美子
スタイリング・久保百合子
取材&文・岡村理恵
NHKテキスト『きょうの料理ビギナーズ』2024年7月号より抜粋