トランプ帝国を築くのが目的
トランプ氏が2期目の大統領に就任して1週間が経った。1月28日「長野智子アップデート(文化放送)」では、元・日刊スポーツ編集局長の久保勇人が激動の1週間で見えてきたトランプ大統領の目的について語った。
久保「予想されていたとはいえ、ここまで激しく猛スピードで具体的な政策を矢継ぎ早に繰り出してくるのには驚きました。就任演説の中で『自分は常識を革命していくんだ』という言葉をよく使っていました。それほど、これまでの民主党政権とかアメリカの常識だったものをぶち壊して猛スピードで変化していくんだ、自分の考え方に染めていくんだということが鮮明にわかる演説でした。それを裏付けるように初日だけで26の大統領令を含む40以上の大統領権限の文書に署名しています。第1期の時は1週間目で10数個しか署名していないので、いかに大量の命令を出したか、しかも猛スピードでそれをやろうとしているのかということがわかります」
長野「やっぱり4年しかないからなんでしょうね」
久保「残り任期が1期しかない。そして2年後には中間選挙が行われます。今、上院下院とも議会は共和党が議席を多く取っていますけど、民主党との差は僅差なので、これを盤石な体制にしたいっていうことが、まずあると思います。そのためには、この1年間でできるだけ実績を積み上げる。共和党をトランプ帝国にしていくというのが彼の目的じゃないかなと思います」