【三島農兵節】幕末の農兵が歌っていた行進曲がルーツ!三島市の情景を歌った全国でも有名な郷土民謡
次の世代に繋げたい!「三島農兵節」
三嶋大社の門前町として栄え、富士山の伏流水が街中を流れる水の都・三島市。
今回は、三島市に古くから伝わる、全国でも有名な民謡をご紹介します。
11月3日、三島市で行われた「秋の大通り・宿場まつり」。商店街およそ700メートルを歩行者天国にして、東海道三島宿を再現するイベントです。
そこで披露されたのが、三島市の情景を歌った郷土民謡「農兵節」。幕末の農兵が歌っていた行進曲がルーツになったと言われています。
三島農兵節普及会 藤間之宏 副会長:(農兵節は)三島を感じるもので、昔からずっと続いてきました。それが、皆さんの心にも刻まれています。どの古典の世界もそうだと思いますが、どうしても高齢化が否めません。若い人に向けて発信していくことが必要になってきています。
この民謡を、若い世代に受け継いでもらおうと、三島市では小学校の運動会で踊ったり、出張教室を開いたりして、その魅力を伝えています。
三島農兵節普及会 秋永秀子 音曲部長:三島農兵節をずっと続けていきたいという気持ちでやっているので、後継者育成に力を入れています。
宿場まつりのこの日、6歳の男の子が(三島農兵節に)飛び入り参加しました。
参加した男の子からは、「小学生になっても(三島農兵節を)踊る」との声が聞かれました。
また、演奏に参加した高校生は、「やっていてどうかと聞かれたら、楽しいの一言です。ラップも聞きますが、そういうものと違うベクトルで楽しさがあると思っています。」と感想を述べていました。
三島市の伝統芸能・農兵節は、これからも時代を超えて受け継がれていきます。
(2024年11月16日放送)