開催中|江戸の伝統を今に伝える浅草寺「羽子板市」が12月17日〜19日に開催!
浅草寺は、日本を代表する観光地でありながら、地域の伝統行事が数多く行われる場所でもあります。
その中でも冬の浅草を彩る「羽子板市」は、江戸時代から続く伝統的な行事として知られています。
境内いっぱいに広がる華やかな露店と職人技が光る羽子板の数々。
一度行ってみれば
「え!?羽子板ってこんなに大きいものもあるの…!?」
「羽子板ってお正月に遊ぶためのものじゃないんだ…」
このように驚くこと、間違いなしです。
そこでこの記事では、羽子板市の歴史や見どころ、楽しみ方を詳しくご紹介します。
羽子板市の歴史と伝統
引用:浅草寺
羽子板の由来と縁起物としての意味
羽子板市の主役である羽子板は、もともと羽根突きという正月遊びに使われていた道具でした。
しかし遊びの道具としても使われる一方で、その形状が邪気を払う道具であるとされ、縁起物として江戸時代から広く親しまれるようになりました。
また、羽根突き自体が健康や子どもの成長を願う遊びとされ、羽子板は魔除けや厄除けの意味も込められています。
そのため羽子板市では、今までに見たことがないような豪華な装飾が施されている羽子板が見られます。
羽子板市の歴史
羽子板市は江戸時代に始まり、浅草寺境内で開催される年末の恒例行事となりました。関東大震災や第二次世界大戦があっても、絶えることなく続いており、360年以上もの歴史があります。
当初は新年の飾り物や贈り物として羽子板を求める人々で賑わっていました。羽子板は、江戸時代から大正時代にかけて、子供のいる家庭への贈り物として購入する文化があったためです。
しかし、時代とともに装飾品や工芸品としての価値が高まり、現代ではアート作品のような華やかな羽子板が数多く出品されています。
羽子板市の見どころ!
引用:浅草観光連盟
羽子板市の見どころ1:職人技が光る美しい羽子板
羽子板市の最大の魅力は、なんといってもその多彩な羽子板です。
和風のデザインから、人気の歌舞伎役者や龍をモチーフにしたデザインなど、職人さんのこだわりが見える多種多様な羽子板が見られます。
このような伝統的なデザイン以外にも、時事やタレントをモチーフにした面白いデザインの羽子板も売られているので、ぜひ探してみてください。
ひとつひとつ手作業で仕上げられる羽子板には、職人さんたちの細やかな技が光っています。
羽子板だけではなく、羽根も色鮮やかなものがずらりと並んでいて、見ているだけで楽しいですよ。
羽子板市の見どころ2:活気あふれる会場の雰囲気
羽子板市の会場となる浅草寺の境内は、年末の冷たい空気の中でも賑やかさで満ち溢れています。
参拝客と職人さんのかけあいはもちろんのこと、羽子板が売れた時に聞こえてくる三三七拍子の手拍子は、羽子板市の風物詩です。
露店には羽子板だけでなく、縁起物やお守り、屋台グルメも並び、歩くだけでお祭り気分が味わえますよ。
また、近年の浅草は外国人観光客が急増しており、羽子板を見て楽しむ外国人の姿も見られます。
羽子板市と一緒に他のエリアの散策もしよう!
羽子板市を楽しむ前後は、浅草の他のエリアも散策してみましょう。
仲見世では「舟和(芋ようかん)」や「梅むら(あんみつ)」に代表されるスイーツが楽しめますし、雷門通りに出れば「尾張屋(そば)」や「葵丸進(天ぷら)」に代表される絶品グルメが楽しめます。
羽子板市を楽しんだ後なら、ホッピー通りで浅草ならではの大衆居酒屋を楽しむのもおすすめです!
羽子板市に遊びにきた際には、浅草の他のエリアも散策して、さらに浅草を満喫しましょう。
浅草寺へのアクセス
浅草寺へのアクセスは、以下の通りです。
・東京メトロ銀座線「浅草駅」徒歩5分
・東武スカイツリーライン「浅草駅」徒歩5分
・都営地下鉄浅草線「浅草駅」徒歩7分
・つくばエクスプレス線「浅草駅」徒歩5分
浅草と一緒に上野を観光する方は銀座線、東京スカイツリーを観光する方は東武スカイツリーラインの利用がおすすめです。
12月17日〜19日は浅草寺の羽子板市を楽しもう!
今回は、2024年12月17日〜19日に浅草寺で開催される「羽子板市」について紹介しました。
羽子板市は、職人技が光るさまざまな羽子板が売られており、見るだけでも十分に楽しめます。
境内では羽子板の露天だけではなく、お祭りグルメが楽しめる屋台も並んでいるので、この冬にお祭り気分を味わいたい人にもぴったりです。